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顔を出すのが遅くなった太陽
深い蒼の空に紅色の雲がさす
まだ光を放つ半月の下の
川沿いを一人きり散歩する

水の音を冷やされた風が揺らす
高い空を国を渡る飛行機が光る
まだ眠りに就いたいくつもの窓を
暁の白い月が横切っていく

ぼんやりと光っていた街灯が消えて
雲の向こうから赤い太陽が見える頃
ほんの少し汗ばんだ額を
優しい風が滑っていく朝が来る

そして今日が始まっていく
そして今日も始まっていく
2012.09.09 Sun l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
カビや手垢のついた言葉は要らない
そんなことを言ってたら
何も言えなくなった

だれも使ってない言葉なんてない
そんなことを言ってたら
どれもありふれてしまった

自分はどこへ行ってしまったのか
言葉にこだわりすぎた挙句に
私がどこかへ行ってしまった

単純明快でもいいのだし
難解だっても構わない
心を表現できるなら

そこにあるのは
ありふれててもありふれてない
気取ってるようで気取っていない
私自身の言葉
2012.08.31 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
私たちが生きている理由なんて
きっとそんなたいしたことじゃない
ただ生きているから生きている

美味しいものがあるから
楽しいことがあるから
好きな人がいるから
気になることがあるから

悲しいことがあっても
失敗することがあっても
嫌いな人がいても
何も気にならないとしても

私たちが生きている理由なんて
きっと特に言葉になんて出来ない
ただ明日が来ると信じてる

生きているってその程度

だけどそれがとても大事
2012.08.21 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
新しいワンピースの裾を翻して
熱い風の中を駆けて行く
君のむき出しの白い腕に
太陽とヒマワリの光が揺れる

空にわきあがる入道雲が
笑顔の君の顔を照らす
世界はどこもかしこも白く光る
そして熱く甘く香る

どこまでも走っていける
溌剌とした脛を蹴立てて
君は時折振り返って笑う
僕を手招き手を振りながら

麦藁帽子とぺたんこのミュール
ワンピースには水玉のリボン
どこから見ても夏の少女の
君がいるから僕にも夏が来る
2012.08.04 Sat l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
夏の夕暮れにこもった熱気が
風を膨らませわが身に迫る
甘く熟れた果実にも似て
どことなく気怠くなぶって抜ける

夏の夕暮れに昇った月が
雲をすり抜けてわが身に迫る
やわく爛れた果実にも似て
どことなく気鬱に粘って落ちる

夏の夕暮れに騒いだ胸が
夜を待ちわびてわが身を焦がす
硬くつぼんだ蕾より早く
どことなく気ままに匂って開く
2012.07.29 Sun l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
たとえば夢にあなたがいて
私を抱きしめてくれたなら
たとえば空にあなたがいて
私を見守ってくれたなら
たとえば木漏れ日の中に
あなたの声がするのなら
たとえば風が吹きすぎる
そこであなたが笑うなら
たとえば私の行く先に
あなたが待っているのなら

それだけで幸せに
思うでしょう

どこにいても
どんなときも
あなたを感じてられるなら

2012.07.20 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
月の夜には散歩しよう
街灯のない町並みを
車も通らぬ町並みを
窓の明かりも消えた夜に

闇夜に紛れた黒猫が
金色の目を光らせる
たった一声にゃあと鳴き
月に尻尾を翻す

どこか遠くで呼応した
闇夜の鴉の鳴き声も
笑いを含んで遠ざかり
川面の流れの音ばかり

せせらぐ川は月を受け
砕けた光をちりばめる
砕けたかけらが足元で
夜を含んだ飴になる

月の夜には散歩しよう
眠れぬ夜を過ごすなら
拾った月の飴を舐め
夜を身体に取り込もう



2012.05.07 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (1) l top
美味しいものを食べて
楽しい話をして
好きな人たちと過ごす時間

リラックスして
リフレッシュして
また頑張れる

美味しいものを食べて
たわいもない話して
好きな友たちと過ごす時間

何気ない一言に
なんでもない一瞬に
また救われる

そういう幸せを
感じられる日があること

そういう楽しみを
信じられる日があること

それでまた生きてける
2012.04.30 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (1) l top
まだ見たこともないあなた
まだ遠い存在のあなた
ここにいるのだけれど

いつか出会うはずのあなた
もう少し待たせるあなた
ここにいるのだけれど

小さな存在のあなた
大きな存在のあなた
ここにいて私に宿る
2012.04.25 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (1) l top
私は私のものだけど
私一人のものじゃない
私はあなたのものであり
あなた一人のものじゃない

どんなにどんなに愛していても
私は誰かのものじゃないし
どんなにどんなに一人でいても
私一人のものじゃない

私は私のものだけど
私一人じゃ生きられないし
私は私のものだけど
私以外のためにも生きる
2012.03.30 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (1) l top
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