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ひとりきり川べりを歩く
どこか鄙びた景色の中を
子どもたちが水と戯れ
魚のように飛沫を上げる
古ぼけたバス停の
草臥れたベンチには
生まれた時からずっと
眠ったままのような猫
寝ぼけたような音を立てて
バスはただ通り過ぎていく
全ての輪郭が曖昧な
道端の雑貨屋では
どれも埃を被ったように
薄暗さをまとっている
詰まらなさそうな老婆が
軒先の向こうへと視線を飛ばし
歓声を上げている子どもたちを
見るともなしに見ていた
暑くもなく音も遠い
ただ眩しさだけ残る
夏に似た風景の中で
私は何かを見つけて
見つけたものが何か
分からぬままに目覚めた


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2006.11.16 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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