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黄昏通りは
いつでも黄昏てる
朝も昼もない
夜もこない
いつだって

道はいつでも
曖昧なままで
遠くに立つ人も
行き違う人も
誰なのか分からない

眠そうな八百屋の
野菜や果物は
薄暗い時間の中
色も輪郭も
失っている

古ぼけた本屋の
小説や雑誌は
仄昏い時間の中
時も詳細も
喪っている

一昨年の隣には
来年が
明日の傍らに
昨日が佇む

歪む硝子窓に
昔の通りが映るが
目を凝らした途端
夢のように消える

黄昏通りは
いつでも黄昏ている

暗い骨董屋には
時間を時空を
世界を超えて
訪れる客の
望む品が並ぶ

全てが曖昧な
黄昏た通りへ
辿り着けるのは

彷徨う者だけ
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2006.07.25 Tue l 黄昏通り l コメント (0) トラックバック (0) l top

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