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どこか遠い町で
私は少年だった
少女の手を引いて
戦火の中を駆けた

空は赤く黒く
町は静かに燃えて
少年と少女は
ただひたすらに駆けた

もうダメだよと
嘆く少女を連れて
町の外れへと着いた
かつての日々が脳裏を駆けた

そこは森の始まり
少年は少女を連れて
全てから逃げるように
緑の中を駆けた

花に埋もれた広場で
二人は世界の終わりを見た
長い戦の終わりは
分からないままだった

柔らかな褥の上で
私は私だった
少年と少女の行方を
目覚めた私は知らない

ただひたすらに
幸せであれと
存在しない二人の
未来をただ願った
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2010.08.02 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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