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お月様に恋をした
黄色い黄色いヒマワリは
夕暮れ時の半月に
思いの丈を打ち明けた

お月様は苦笑して
お前は太陽の子供だろう
草木は夜には眠るもの
どうにも世界が違うのさ

それに私が好きなのは
真白い真白い雪の花
世界の全てを白にして
私の光を受ける花

お月様に恋をした
黄色い黄色い夏の花
雪というのが分からずに
空のお日様に頼み込む

私は夏の花だけど
どうにも雪が見てみたい
枯れて種実をつけたなら
どうか冬まで起こしてて

明るく優しいお日様は
よしいいともと引き受けた
木枯らしからも雨からも
冬までお前を守ろうぞ

花はしおれて色褪せて
幾つの種実のその中に
ひときわ大きな種を付け
ヒマワリ想いを託したと

やがて夏が去り秋が来て
落ち葉の布団で冬を待つ
そしてある晩待ち侘びた
真白い雪に巡り合う

お月様に恋をした
小さな小さな花の種は
ああこれこそがあの月の
恋しい愛しい雪なのか

やがて冬も去り春が来て
まばゆい夏が訪れた
恋する恋するヒマワリは
芽を出し葉を成し花咲いた

お月様に恋をした
かつての黄色いヒマワリは
恋い慕うあまりその色を
真っ白な色に染め上げた

ある夕暮れの満月は
真白い花弁のヒマワリに
ほんの小さく笑み浮かべ
その花弁に接吻した


(2009-07-14)
掌編小説として書いたものを詩にしてみたものです。
リズムを重視したので、結構無理やりな感じもありますが、大体のところはつかめるかな、と思います。どうでしょう?
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2010.07.19 Mon l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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