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古ぼけたラムネの瓶の
泡の底に眠る金魚
こども達も来なくなった
はやらない駄菓子屋の片隅で
時折目を覚ましては
瓶の口を塞いだままの
青い地球を尾びれで撫ぜる

店先の乾いた道沿いに
錆びちゃけた陽射しが降り注ぐ
寝ぼけまなこの仔猫が通り
瓶の金魚ににゃああと啼いて
揶揄い半分に尻尾を揺らし
驚く金魚が泡を蹴立てた
弾ける音に耳を澄ます

夕立が来れば日向の匂いが
店の中まで満たして濡れて
店番をしていた老婆の裾に
虹のかけらを落として揺れる
遠く広がる緑濃い森を
ラムネの泡越し金魚は眺め
するりと泳いだ鱗に映す

寂れた古い町の片隅
昼寝をしてるよな空気の中で
夢とよく似た駄菓子屋は
陽炎の中の幻と遊び
古ぼけたラムネの瓶では
ときおりあくびの様な泡を立て
今日も今日とて金魚は眠る


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2009.08.26 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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