七月のある日
僕は世界を見たように思った
バーのカウンターの片隅で
煙草吹かしながら酒を飲んでた
そいつは自分は世界だと言った
世界とは存外小さいんだな
酒を酌み交わしながら言うと
世界は大きくて小さいものさ
そう言ってそいつは煙草をぷかり
お望みならば大きくなろうか
そいつの言葉にバーテンダーが一瞥
お客さん店を壊すのはご勘弁
不貞腐れた世界は酒をぐびり
今宵はお前が奢ってくれよ
そいつは僕にそう言って笑う
お前らのツケを払う代わりにさ
たまには逆も悪くないだろ
七月のある日
僕は世界に出会った
倣岸で不遜で不健康な世界は
それでも瞳は澄んでいた
僕は世界を見たように思った
バーのカウンターの片隅で
煙草吹かしながら酒を飲んでた
そいつは自分は世界だと言った
世界とは存外小さいんだな
酒を酌み交わしながら言うと
世界は大きくて小さいものさ
そう言ってそいつは煙草をぷかり
お望みならば大きくなろうか
そいつの言葉にバーテンダーが一瞥
お客さん店を壊すのはご勘弁
不貞腐れた世界は酒をぐびり
今宵はお前が奢ってくれよ
そいつは僕にそう言って笑う
お前らのツケを払う代わりにさ
たまには逆も悪くないだろ
七月のある日
僕は世界に出会った
倣岸で不遜で不健康な世界は
それでも瞳は澄んでいた
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