FC2ブログ
桜の花が散るたびに
切なくなってしまうのと
通りすがりの少女が言った

咲き続ける桜があれば
切なくないのかいと
隣を歩く少年が言った

開き始めて満開になって
あっという間に散り初める
だからいいんじゃないか

純情可憐に蕾を震わせ
幻のように世界を染めて
夢のように降り注ぐ

まるで一瞬の恋みたいだと
瞳をあわせ微笑みながら
隣に佇む少年は接吻した

だからまた次の春にね
そう言って消えた少年を送り
通りすがりの少女は去った

彼の埋まった桜の幹の
吹雪く花弁を浴びながら
スポンサーサイト



2009.04.03 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top

コメント

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://tearoombergamot.blog55.fc2.com/tb.php/1770-81e47aa3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)