かさぶたをはがすように
痛々しい夢を消した朝
窓から漏れ入る光に
夢の残滓が透かし見え
だらだらと血を流す掌
嗚呼
待ち望んでいた人もまた
秒針の音とともに消えていく
夢と現実の境にいられた
ただ若々しいだけの二人
煙草の紫煙とグラスのお酒
その向こう側に透かし見た
だらだらとすごしていた日々
嗚呼
そこへ辿りつく道はもう
傷痕へと塗り込めてしまった
嗚呼
花咲き乱れる春の野辺に
良く似た夢さえもう見ない
痛々しい夢を消した朝
窓から漏れ入る光に
夢の残滓が透かし見え
だらだらと血を流す掌
嗚呼
待ち望んでいた人もまた
秒針の音とともに消えていく
夢と現実の境にいられた
ただ若々しいだけの二人
煙草の紫煙とグラスのお酒
その向こう側に透かし見た
だらだらとすごしていた日々
嗚呼
そこへ辿りつく道はもう
傷痕へと塗り込めてしまった
嗚呼
花咲き乱れる春の野辺に
良く似た夢さえもう見ない
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