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どこまでも走っていく少年に
追いつけなかった夏の汀
早くおいでよと寄せて返す
冬の波間で手を招く

振り返らず去っていった少年に
届かなかった夏の水際
待っているよと囁きかける
冬の潮騒が冷たく微笑う

いつの間にか消えてしまった少年が
見つからなかった夏の渚
一緒にいこうと押し寄せてくる
砕けた飛沫に浚われていく

一緒に逝こうと浮かび上がった
弾けた泡沫に攫われていく


(2007-11-30)


なにげにホラーです。
最初は爽やかそうだったのに、なぜかホラーになったという作品です。なので、それに応じて、一応最初から不穏な風に手を加えた記憶があります。

たまにはこういうのも書きたくなるんですよねー。
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2008.12.28 Sun l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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