僕らを乗せた船が
生まれた星へ還る頃
月の漣の向こうに
砂粒ほどの朝が見える
誰もが寝静まって
音一つない夢の中
寄せて返す時間も
朝を手繰り寄せはしない
僕らは糸を垂らし
朝が釣れるのを待つ
鱗煌めかせて逃げる
笑い声が船べりを叩く
そして次の月が
調べを奏でながら昇る
捕らえ損ねた朝は
目覚めぬ夢に潜る
生まれた星へ還る頃
月の漣の向こうに
砂粒ほどの朝が見える
誰もが寝静まって
音一つない夢の中
寄せて返す時間も
朝を手繰り寄せはしない
僕らは糸を垂らし
朝が釣れるのを待つ
鱗煌めかせて逃げる
笑い声が船べりを叩く
そして次の月が
調べを奏でながら昇る
捕らえ損ねた朝は
目覚めぬ夢に潜る
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