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失くしたものが
なんだったのか
涙を流さず
嘆いている

二度目の別れは
似合わないまま
逃げ出しそうで
睨みあってた

抜け出した午後も
濡れ合った夜も
脱ぎ捨てた服さえ
泥濘の底深く

寝返りで背を向けて
猫みたく丸まって
願いながら眠った
熱烈な抱擁も

のどかな陽射しは
望まれた夢を
乗せたまま消えて
逃れられぬ別れが来る

なにもかもを
二等分には出来ない
盗み出せるのなら
根こそぎ欲しかったけど
残るのは記憶だけ


(2007-01-16)



言葉遊びです。「-○行-」シリーズとして思い出したように書いてます。
そろそろ次の行を書かないと…、ということをようやく思い出しました。一体どこまで書いたのかさえ不明です(笑)

こういう縛りを作ると、文章が破綻をきたすので危険ですが、そこはそれ「詩の醍醐味」ということで目を瞑っていただければ(酷い逃げ方)(笑)
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2008.02.10 Sun l 月々 l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

記憶。過去。
人にとって、邪魔のものであり、必要なもの・・・
でも、それがなければ生きていけない。。。
2008.02.11 Mon l 葵秋. URL l 編集
コメント、ありがとうございますv
記憶も過去も、時に邪魔になりますが、それでもやっぱり必要ですよね。
どんな痛い記憶も、どんなに消したい過去も。

よろしければ、またいらしてくださいませv
2008.02.11 Mon l あーるぐれい. URL l 編集

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