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あわあわと泡食って
いそいそと忙しく準備
うきうきと浮き足立って
笑顔の彼女は
おずおずとポーズを決める


かさかさとは無縁の若さ
きらきらと煌めく美貌
くすくす笑いで心を隠す
けれんみだらけだが
こそこそと姑息な真似はしない人だった


さらさらと波が浚う
しずしずと静かな月夜
すくすくと伸びた花に足が竦む
せっかく咲いているものを
そよそよそよぐ風が散らした


たんたんと淡白な音を立てた汽車に
ちりちりと散りばめた星が砕けて響く
つやつやに磨かれた聳え立つ山
天辺までのぼっていって
とろとろに煮込まれた月を取ろう


なみなみと注がれたコップの涙を
にやにやと笑う女にやった
ぬらぬらと光る瞳は泣かぬらしい
猫が横切りながら言う
のろのろしてると呪われちまうよ


はらはらと花の散る野原で
ひらひらと肩に落ちたひとひら
ふるふると震えながら囁いてきた
変化を求めるのは悪いことかしら
ほろほろとほろ苦い涙を流しながら握りつぶしてやった


まんまんと水を湛えた湖で満月が酒を呑んでいる
みすみす逃すなんてらしくないミスだなと笑い
むざむざ無残な姿を見せるとはねと嘲る
面倒くさい絡まれ方だったので
もやもやした気分のまま靄の中に逃げた


やわやわとやわらかな胸の中にいる
ゆらゆらとゆらめく彼方に塔が見える
よろよろとよろめいたのは己か塔か


らんらんと輝く瞳をごらんよ
りんりんと歌うあの大輪の花の向こうさ
るんるん気分を気取るんだけど
冷静な顔で見てるだろう
ろうろうと響く唸り声に気付いた途端喰われるだろう


わいわいと賑やかな夢だわい
いつの間にか隣にいた老人が言う
うかれておるのうと誰かが言う
ええとあなた方はと問うと
をやをや知らぬわけがないだろう
いわんや初夢に於いてをや








安田さんリクエスト「オノマトペ」を使った作品、第二弾。
本当は一連の話に出来ればよいのでしょうが、無理でした(笑)

年明けの作品なので、初夢風味の夢十夜です。
…最後の夢以外、初夢に見たくないようなww
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2008.01.02 Wed l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

あけてました
コメント失礼致します。
知人からのメールで初めて年明けを知った安田です。
ぼーっとしていたらいつに間にか2008。
しかも新年早々体調崩して寝込んでます。
おバカさんです。

しかし、オノマトペで、しかも
あかさたな順で詩を作っていくなんて、凄いスね。
私には出来ません。途中で諦めてしまいそう。
…自分が出来ないものを人様にリクエストするなよ私。
何はともあれ、リクエストに応えて頂き、有難う御座います。

コメント失礼致しました。





追伸:
タイトル見た瞬間、夏目漱石の小説かと思ったのは秘密です。
2008.01.03 Thu l 安田 勁. URL l 編集
コメント、ありがとうございますv
体調を崩されてるんですか?
お大事になさってください!

オノマトペ。
書きながら「…これはオノマトペじゃないんだっけ…?」と悩んだりしてました(笑)
違うだろ、というのがあっても見逃してください。
気に入っていただければ幸いです~。

ちなみに。
「夢十夜」は、正しいです。かの小説からタイトルを借りています。
当方、時折「○○~な夢十夜」というタイトルの作品を掲載しています。
なので「夢十夜」で検索するとこの系列の作品が出てきます。

いずれ「千夜一秒物語」という名前でまとめたいと思っています。
(「千夜一夜物語」と「一千一秒物語」のミックスです)
千夜には程遠いですが(笑)

それではどうぞ、今年も宜しくお願いいたしますv
2008.01.03 Thu l あーるぐれい. URL l 編集

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