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澄んだ空気の中で
寒いねと
きみが呟いた声が聞こえる
落ち葉を踏む音にまぎれて
指に息を吹きかけている

見上げた空から
舞い落ちてくる
色とりどりの木の葉と
光の粒
受け止めるように広げた腕で
冬の気配を抱きしめて
きみは少し微笑んだ


冷たい指先からめ
寒いねと
きみは笑って握り締める
降り注ぐ陽射しにまぎれて
二人の指が熱を分け合う

見上げた空から
舞い降りてくる
雲の変じた羽と
光の粒
受け止めるように閉じた瞼で
冬の気配を感じ取り
きみは少し微笑んだ


肩が触れるほど近づいて
寒いねと
僕たちは笑って囁きあう
木枯らしのいたずらにまぎれて
頬にそっと唇で触れる

見上げた空へと
舞い上がっていく
交し合った視線と
言葉の粒
解き放すように開いた唇で
恋の気配を羽ばたかせ
きみと少し微笑んだ


(2006/11/08)


たまにはね、可愛らしい恋の歌だって書くのですよ。
多分「書こう」と決めて書いたのじゃないかな、と思います。

…つまり、「ああ、最近可愛らしい恋の詩を書いてないな。よし書こう」と思わなければ書かない、と(笑)

でも、書いているとちょっと気持ちが和みます。
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2007.12.08 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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