夜の虹を見た
それ自体が夢であったかもしれぬ
夜の虹を見た
かそけき七色であった
真白き月が皓々と冴え
銀色の滴が静かに糸引き
眠れる森を潤す夜更け
夜の虹を見た
根元が森の入り口にかかり手招くような
夜の虹を見た
天頂へ伸びる半円は空へ誘うような
紺青の闇で星は密かに
月の光に雫と瞬く
夜の散歩をした
月と星と虹の下
夜の景色を見た
夢とも現とも分からぬまま
己の影は目を凝らしても見えぬまま
己の身でさえあるかなきかがあやふやなまま
そしてただ
夜の虹の麓を目指した
これ自体が夢であったとしても
夜の虹の麓を目指した
かそけき七色を追って
それ自体が夢であったかもしれぬ
夜の虹を見た
かそけき七色であった
真白き月が皓々と冴え
銀色の滴が静かに糸引き
眠れる森を潤す夜更け
夜の虹を見た
根元が森の入り口にかかり手招くような
夜の虹を見た
天頂へ伸びる半円は空へ誘うような
紺青の闇で星は密かに
月の光に雫と瞬く
夜の散歩をした
月と星と虹の下
夜の景色を見た
夢とも現とも分からぬまま
己の影は目を凝らしても見えぬまま
己の身でさえあるかなきかがあやふやなまま
そしてただ
夜の虹の麓を目指した
これ自体が夢であったとしても
夜の虹の麓を目指した
かそけき七色を追って
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