夏の夕暮れにこもった熱気が
風を膨らませわが身に迫る
甘く熟れた果実にも似て
どことなく気怠くなぶって抜ける
夏の夕暮れに昇った月が
雲をすり抜けてわが身に迫る
やわく爛れた果実にも似て
どことなく気鬱に粘って落ちる
夏の夕暮れに騒いだ胸が
夜を待ちわびてわが身を焦がす
硬くつぼんだ蕾より早く
どことなく気ままに匂って開く
風を膨らませわが身に迫る
甘く熟れた果実にも似て
どことなく気怠くなぶって抜ける
夏の夕暮れに昇った月が
雲をすり抜けてわが身に迫る
やわく爛れた果実にも似て
どことなく気鬱に粘って落ちる
夏の夕暮れに騒いだ胸が
夜を待ちわびてわが身を焦がす
硬くつぼんだ蕾より早く
どことなく気ままに匂って開く
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