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どこか遠くで花火の音が聞こえる
夜の空の彼方がほんの少し色づく
あれは海辺の町の花火
それとも
山を越えた隣町
ぼやけたような花火の音に
夏の夜の空気を知る

どこか遠くで夜汽車の音が聞こえる
星を震わせ踏切の音を添えて
あれは誰かが帰る電車
それとも
夢を乗せた貨物列車
眠気を誘うリズムに揺られて
夜の風の気配を知る

どこか遠くで朝日が待ちぼうけてる
夏の夜は早くに過ぎるから
あれはセミの鳴き始める声
それとも
誰かの目覚まし時計
暑くなりそな予感をつれて
今日も夏の一日になる
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2011.07.24 Sun l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
あなたが帰ってこない夜は
少しさびしい
束縛するつもりはないけど
どうしているのか気になって

あなたが帰ってこない夜は
少しかなしい
早く帰ってくるよと言った
言葉を信じはしないけど

あなたが帰ってこない夜は
少しせつない
いっそ忘れて寝ちゃえばいいと
思ってみたりもするけれど

あなたが帰ってこない夜は
自分と時間を持て余す
2011.07.24 Sun l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top