大丈夫
君の背中を見てるから
何かあったら背中を押すよ
何かあったら引き止めたげるよ
大丈夫
だから安心して進めばいい
大丈夫
笑い飛ばしてあげるから
何かあっても胸を貸すよ
何かあったら腕を貸すよ
大丈夫
だから安心して頼っていい
たいした力になれなくて
たいして頼りになれなくて
たまに落ち込んだりするけれど
大丈夫
君には笑顔を見せるから
何かあったら抱きしめたげる
何かあっても笑ってあげる
大丈夫
だから安心して行っておいで
私は私のものだから
誰かに何か言われても
どんな人に抱かれても
私は私のものだから
誰かのものだと言われても
あなたのことも好きだけど
愛されたって
嫌われたって
守られたって
縛られたって
私は私のものだから
私の人生は私が決める
道を尋ねる旅人に
答えることは出来ないけれど
旅の疲れを癒すため
一杯のお茶は差し出せる
明日も再び歩くため
一晩の宿は貸し出せる
恋を夢見る少年に
応えることは出来ないけれど
恋の行方の手助けに
一言の声はかけられる
未来にきっと叶うよう
背中を押してはあげられる
空を飛んでく鳥たちに
付いてくことは出来ないけれど
歌を聴かせる鳥のため
一枝の木々は差し出せる
羽ばたく鳥に憧れて
空を見上げて手を伸ばす
私はきっとそんな存在
私はもう大人だから
あなたを嫌いだとは言わない
あなたに嫌いだとは言わない
私はもう大人だから
あなたの幼稚さを認めるし
あなたの青臭さも無視できる
私はもう大人だから
あなたにはない客観視とか
論理的思考を持っている
私はもう大人だから
振りかざすだけの正義感とか
負け犬みたいな吼え口だって
私はもう大人だから
見て見ぬふりでやり過ごせるし
訳知り顔で諭せたりする
私はもう大人だけど
あなたをやっぱり嫌いだし
それはやっぱり変えられない
私はもう大人だけど
まだまだ修行は足りてない
それでもあなたよりは大人
欲しいような気がする
要らないような気もする
どうしたいのか分からなくて
動けないでいる
欲しいからって
すぐに手には入らない
要らないたって
いずれ欲しくなっても遅い
どうしたらいいのか分からなくて
答えなんか出ないまま
あたしどうしたいんだろう
あたしどうしたらいいんだろう
それが分からなくて
どこにも進めない
欲しいような気がする
まだいいような気もする
だけど決めるなら今のうち
だから動けないでいる