FC2ブログ
遠い町に行こうとした仔猫
朝日の中で目覚めると
小さな足で駆け出した

硬いアスファルトを走り
まだ冷たい風を切る
白い綿雲が走ってく
青空の下を駆けて行く

小さな身体を膨らませ
ゴム鞠のように走ってく
夕暮れ時の町の中
転がるように駆けていく

誰もが眠る夜を渡り
長い橋を越えていく
道がなければ塀を行き
塀もなければ月に乗る

遠い町に行こうとした仔猫
梅の花咲く軒の下
芽吹き始めた草の中
陽だまりの中で昼寝する

夢と優しい春の中
小さな仔猫はにゃあと鳴く

スポンサーサイト



2011.03.07 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
真夜中に料理をする
雨が静かに降る夜に
包丁がまな板を叩く音
刻まれていく野菜たち

真夜中に料理をする
夢も静かに沈む夜
お鍋がくつくつと歌う音
煮込まれていくお肉たち

真夜中に料理をする
君が静かに眠る夜
部屋の中にはいい匂い
出来上がってく朝ごはん
2011.03.07 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top