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いざとなると説明できない
君のクセや好み
なにが得意で
なにが苦手か

いざとなると困ってしまう
君の顔や性格
誰と恋して
なにをしてたか

誰かに言おうとすると
途端に言葉に詰まる
こんなにも知ってるはずなのに

近すぎて難しい

だって言葉にしなくても
なんとなくで分かってるから
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2010.05.31 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
街を歩く若者達は
大きなストラップだ
使っているようで
使われている
いつのまにか
従属している

連絡も
交流も
予定も
財産も
情報も
芸術も

全てがその中に
内包され

全てがそれによって
支配されている

それが全て陰謀だとしたら

街を歩く人々は
大きなストラップは
支配者を失って
半身を失って
いつのまにか
立ち位置を見失う

連絡も
交流も
予定も
財産も
情報も
芸術も

どこかへと消えてしまう

それが全て小さな機械の
逆襲だとしたら



依存するなかれ
それはただの小さな機械だ


(2009-05-26)
2010.05.30 Sun l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
真夜中のスイーツみたいに
アタシを誘惑してよ
濃厚な生クリームで
アタシの中を満たしてよ

眠れない夜のお酒みたいに
アタシを陥落してよ
焼け付くほどの強さで
アタシを波に沈めてよ

孤独な夜のメールみたいに
アタシを翻弄してよ
指の先まで震えるくらい
アタシの飢えを感じてよ


(2009-05-25)
2010.05.29 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
ボクの小鳥ちゃんは
気まぐれでワガママで
やきもち焼きで
奔放だ

ボクの小鳥ちゃんは
食欲もおしゃべりも
好奇心だって
旺盛だ

ボクの小鳥ちゃんは
いつだって好きに
飛んできては
飛んでいく

籠の鳥にはならない
可愛い可愛い
ボクの小鳥ちゃん
2010.05.28 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
可憐で優しいお姫様よりも
王子様を待つお嬢様よりも
冒険に出かける少女が好きだった

あの頃からきっと知ってた

幸福は待ってるよりも
掴みに行くものなんだって

走りにくいガラスの靴は要らない
編んで垂らした髪も要らない
欲しいのは明日へと駆けていく足

2010.05.27 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
私たちは籠の鳥ではないけれど
飛んでいかずに過ごしている

あなたたちの平穏を守るため
私たちの平安を願うため

けれど

飛んでいく必要のある鳥を
どうか撃ち殺さないで


2010.05.26 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
ぼろぼろの心を抱えてさ
ずぶぬれの町にいたよ
通り過ぎてく車の中から
声もかけずに見ていたんだ

交わることの出来ない二人は
ただ時折同じ場所で
ほんのわずかにすれ違っては
別々の道を歩くから

本当ならもっと遠くでさ
君のこと忘れてたいんだ
走り去ってく車に乗って
もうずっと離れていたいよ

重なることの出来ない二人は
ただ時折同じ時間に
ほんのかすかに見つけあっては
お互いの道を進むから

ずぶぬれの君の背中に
傘だけでも貸してあげたいけれど
それさえももう出来ない二人
ただ通り過ぎてくだけなんだ
2010.05.25 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
たとえば通り過ぎた時間の中で
やり損ねてきたものたち


たとえば誰かと一緒になって
子を産み育てて送り出すこと

たとえば自分の才を信じて
話を書き上げ託してみること

たとえばケンカのように別れた
誰かに再び会いに行くこと

たとえばあっさり手放したことを
死に物狂いでやること


たとえば通り過ぎた時間の中で
やり残してきたものたち

たとえばそれは今からだって
遅くはないと踏み出すこと
2010.05.24 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
あなたが好きです

そう書かれた小さな紙片
押入れの奥
忘れ去られた手帳の中に

幼い私の胸を焦がした
切ない恋の欠片

捨てられなくてもう一度
手帳に挟んでそっと戻した


(2009-05-20)
2010.05.23 Sun l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
危険な橋を渡るのだとすれば
どうすれば良いだろう

今にも崩れそうな足元を無視して
目もくらむような高さも無視して
対岸をただ見つめていれば良いか

ボロボロの手すりに怯え
橋を揺らす風に怯み
足の一歩も踏み出せず立ち竦むか


危険な橋を渡るとすれば
どうするのが良いだろう

己を鼓舞して突き進むか
使命だと言い聞かせて踏み出すか
たいした理由もなかったとしても

行かなくて済む言い訳を考え
行きたくなんかないのだと欺瞞を言うか
それが本心とかけ離れていても


危険な橋がここにある
渡るべきか否か


(2009-05-19)
2010.05.22 Sat l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
あなたはあなたに甘いから
正当化するすべを身に付けた
人になする技を手に入れた

あなたはあなたのしたことを
目をそらしては見ないフリ
耳をふさいでしらんぷり

あなたはあなたが好きだから
人の批判を受け流す
しらばっくれて胸を張る

そうして今日ものうのうと
偉そうな顔で生きていく
2010.05.21 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
名前で呼んで
あたしのことを
ヒミツの名前
教えてあげる
あなただけが
呼んでいいわ

優しく呼んで
あたしのことを
可愛い顔で
笑ってみるわ
あなただけに
キスしてあげる

いつでも呼んで
あたしのことを
どこにいたって
飛んでったげる
あなただけを
抱きしめるのよ
2010.05.20 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
誰が悪いとか
誰のせいだとか
そんなことを言わないで

ただ祈ってください
ただ願ってください

この悪夢の終わることを

何が悪いとか
こうしていればとか
そんなことで責めないで

ただ手を貸してください
ただ励ましてください

この地獄が消えるように


2010.05.19 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
次の時代で
生まれ変わっても
また君のそばにいたいな

風になって
雨になって
君の元に

鳥になって
花になって
君の胸に

君を育て
君より生まれ
君とともに

生まれ変わっても
また君のそばにいたいな

誰よりも
君のそばで
君ととわに
2010.05.18 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
身体を駆け巡る熱が
吐息になって空に溶ける
指先に絡まる時間が
無言の中の愛をなぞる
その刹那
私とあなたは一つになる

滴り落ちる月の雫
甘い蜜で背筋を撫でる
重なり合った花の中で
虚空を超えて愛が満ちる
その刹那
私とあなたは永遠を見る
2010.05.17 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
知っているわ
これが幸せな恋ではないこと
知っているわ
これが満たされぬ恋であること

二人はただ
眠るように死んでいく
そんな恋の只中にいた

朽ちた舟で緩やかに漕ぎ出す
誰も届かない水底へ

折れた翼で何処までも堕ちてく
光も射さぬ地の底へ

だから誰も捜さないで
だから二人を連れ戻さないで

二人はただ
この月のない夜だけでも
一緒にいたいだけ

知っているわ
これが幸せな恋ではないこと
知っているわ
これが許されぬ恋であること

だけど今は捜さないで


(2009-05-18)
2010.05.16 Sun l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
どこで食べる料理より
あなたの作るご飯が美味しい
ありふれた食材の
ありふれたメニューでも
誰かが首を傾げても
たとえば毒が盛られても
あなたの作るご飯なら
僕は美味しく食べるだろう

何よりのご馳走は
あなたの愛が込められた
あなたへの愛のこもった
あなたの作るご飯なのだから


(2009-05-14)
2010.05.15 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
たまに修行が足りないと思う
そんなときがある

いつもなら受け流す
いつもなら聞き流す
そんな言葉が引っかかるとき

イライラに任せて
吐き出した言葉や

モヤモヤに覆われ
狭まったココロ


ああ修行が足りないなと思う
そんなことがある

いつものように笑え
いつものように落ち着け
そんな言葉を唱えなくては

イライラを飲み込み
吐き出した呼吸に

モヤモヤを拭って
余裕を持つココロ


今はまだ未熟者でいいから
少しずつ修行しよう

感情のままに
誰かを傷付けぬように
2010.05.14 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
たまに思うんだけど
君は一体誰なんだろう
たまに思うんだけど
君の中のあたしは一体誰なんだろう

分からないままでもいいけど
分からないままがいいけど

それでもたまに思うんだ

君の思うあたしの正体は
一体どこの誰なんだろう

それはホントウに
このあたしなのかなって
2010.05.13 Thu l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
そこはヒミツの花園
たどり着くには
薔薇の迷路を抜けて
蔦のカーテンを抜けて
庭師の視線を潜り抜けて

そこはヒミツの花園
たどり着くには
棘の垣根を越えて
破れた塀を越えて
恋人の誘惑さえも飛び越えて

咲き誇る花園へようこそ

花の香りとお茶と菓子
古い革表紙の本と揺り椅子
用意して待っているわ

そこはヒミツの花園
たどり着くのは
甘やかな夢を持って
軽やかな肢体を持って
境界を越える力のある女の子だけ


2010.05.12 Wed l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
どこへでも行かれる
あたしはあたしのものだから

誰とだっていられる
あたしはあたしのものだから

ただ
今だけは
あなたのものになったフリしてあげる

だってそれが
イヤではないの

だってそこが
居心地いいの

2010.05.11 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
霧の朝は
窓の向こうに
塔が見える

しっとり濡れた
真白い塔が
朝日に光る

広がる霧の森
世界を埋め尽くし
塔だけが覗く

あそこにいるのは
美声の歌姫
暁の夢を歌う

霧が晴れれば
消えてしまう
幻の塔
2010.05.10 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
東の窓のカーテンを
開け放したまま眠る
朝になれば
太陽が瞼をこじ開け
頬にキスをしてくれるから

南の小窓を少し
開け放したまま眠る
夜を渡る
そよ風が髪を撫でては
夢にウィンクしてくれるから

北の窓はそっと
閉ざしたままに眠る
窓の外で
誰かが私を呼ばう声が
聞こえたりしないように

西の扉はそっと
閉ざしたまま眠る
朝が来て
太陽が夢から解き放つまで
眠りの中にいられるように


(2009-05-13)
2010.05.09 Sun l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
たくさんのありがとうと
たくさんの大好きを
花束にしてプレゼントする

あなたのくれる愛情には
きっと足りないけれど

あなたのくれる慈しみには
きっと及ばないけど

たくさんのありがとうと
たくさんの大好きを
カタチにして
コトバにして
プレゼントする

見返りを求めない
大きな愛を
ありがとうと


(2009-05-11)
2010.05.08 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
何気なく撮った写真に
君がいた
遠い昔を切り取った
一葉の中に

青空を溶かし込んだ
絵の中に
何のけれんみもない
君の姿

ああこんなところに
君がいた
ただそれだけのことが
嬉しかった

懐かしい写真の中に
君を見た
今も元気でいるかな

あの日と同じ青空に訊く
2010.05.07 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
可愛いよって
大好きだよって
毎日言われ続けたら
可愛いあたしになれるかな

綺麗だねって
愛してるって
毎回言われ続けたら
素直なあたしになれるかな

鏡を見ながら考える

あたしが綺麗で可愛いか
あたしは愛すべき人物か

ちょっと信じたりしてみても
自信を持つには遠いから

可愛いよって
愛してるって
ずっと言い続けてね
素敵なあたしになるために
2010.05.06 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
一日一日積み重ねて
あっという間に消えてった
たくさんの思い出と
楽しい気持ちを残して

明日はいつもの明日
明日はいつものあたし

お休み気分を少し引きずって

いつものあたしに戻るんだ
2010.05.05 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
ありがとうの一言を
あなたに伝えたい

近すぎて言えないことも
近すぎて言い過ぎることも
たくさんあったよ

だけどいつでも
あなたがそこにいてくれたから

一番近くにいてくれた人
見守り叱って励ましてくれた

ありがとうの気持ちを
あなたに伝えたい

いつも
いつでも
2010.05.05 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
君に会いたい
そう言える素直な子なら
君は来てくれたかな

君が好きだよ
そう言える可愛い子なら
君は抱きしめてくれたかな

言わなくても分かってくれる
そんなこともあったけど

寂しいんだよ
そう言えるあたしだったら
君はまだ隣にいたのかな
2010.05.03 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
あなたに手紙を書くことにしました
何を書いていいかも分からぬまま
筆を走らせてみることにしました


元気ですか
どうしてますか
私は変わらず生きてます
青空の下で草を食む
兎のようにのんびりと

困ったときに耳の後ろを掻く
あの癖は今もまだ残ってますか
今でもまだあなたの唇は
苦い煙草の味がしますか

あなたの隣にはもう誰かがいますか
いいえもうあなたの隣に未練はないけれど
あなたは今幸せでしょうか

答えを聞いたとき私は
祝福するのでしょうか
嫉妬するのでしょうか
それも分からないから
答えは必要ありません


あなたに手紙を書いてみました
思いつくままに書いてみました
出すことのない手紙だけれど


(2009-05-08)
2010.05.02 Sun l 月々 l コメント (2) トラックバック (0) l top