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あなたがあたしを好きすぎるので
あたしは時々不安になる
いつかきっと気付かれてしまう
あなたの中のあたしの像と
ホントのあたしが違うこと

あなたがあたしを好きすぎるので
あたしは時々不安になる
いつかきっと目が覚めてしまう
そんな日が絶対来ないと
あなたがどんなに言ったって

あなたがあたしを好きすぎるので
あたしも時々満たされている
いつかきっと同じになるから
あなたの中のあたしへの愛と
あたしの中のあなたへの愛
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2010.04.30 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
とんでもなく眠いのは
なんでかな
どこかに何かが潜んで
私を引きずり込んでいく

あなたの傍にいても
とても眠いんだよ

それとも

あなたの傍にいるから
安心して眠いのかな
2010.04.30 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
身体が不調なとき
ちょっと心が弱る
いろんなことが
不安になって押し寄せる

寝てしまおう
寝てしまおう

全て明日に後回しして
2010.04.28 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
毎日が彩り豊かになったら
心まで揺れ動くようになりました
なんでもなかったはずのことで
泣きそうになったり笑ったり
本を読んだだけなのに
とても不安定になったり
ただ空を見ただけなのに
溢れ出しそうな愛を見つけたり

色々起こる日々になったら
心まで目まぐるしくなりました

でもそれが
いやではないんです
2010.04.27 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
雨の音
雨の音
窓越しに
雨の音

風に似て
川に似て
流れてく
雨の音

眠くなる
誘われる
夢越しの
雨の音

雨の音
雨の音
沁みて来る
雨の音
2010.04.26 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
自分が好きでいられる
自分を好きになれる

でも
どこが好きなのか
そんなの
難しい

たとえば
気になるところなら
幾つも
挙げられるけど

自分が好きでいられる
ナルシストとはちょっと違うけど

でも
どこが好きなのか
そんなの
分からない

たぶん
それが
好きだということ


(2009-04-30)
2010.04.25 Sun l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
引越しのたびに捨ててきたのに
不思議ね
あなたいつの間にか
どこかにいるのね

ダンボールに詰めても
屑箱に捨てても
置いてきたはずのあなた
いつの間にかいるのね

もう一人で寝られない
小さな子供じゃないの
孤独を持て余して泣く
少女の頃はすぎたの
だからもう
あなたは要らないのよ

引っ越すたびに置いて来たのに
不思議ね
あなたいつの間にか
隣にいるのね

汚れたウサギのぬいぐるみ
抱きかかえた小さな少女


(2009-04-21)
2010.04.24 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
文字の中に飲み込まれていく
ページの波におぼれてしまう
あるはずのない景色も
持つはずのない感情も
いつしか私を染め上げていく

わけもなく切なくなるのも
どうしようもなく苦しくなるのも
こらえきれず笑ってしまうのも
思い出して楽しくなるのも

このたった一冊の本のせい

そうやって増えたたくさんの本のせい
2010.04.23 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
気まぐれな猫の瞳みたいに
くるくると変わる

可愛い彼女の気分みたいに
ころころと変わる

ビルの谷間の風向きみたいに
いろいろと変わる

夢の中の舞台みたいに
すきかって変わる
2010.04.22 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
強引なオトコみたいに
あっというまに連れ去ってしまう
オレ様な態度に
なすすべもなく翻弄される

見たいテレビがあったのに
食べたいものがあったのに
話したい人がいたはずなのに

強力な磁石みたいに
あっというまに引き寄せられる
抗いがたい引力で
なすすべもなく瞼が落ちる
2010.04.21 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
十年後も
あなたの隣にいられたら
それはきっと幸せでしょう

目覚めるたびにあなたに恋し
眠るときにはあなたに抱かれ
そうやって日々を過ごせたら

誰かとどこかに出かけても
あなたのところが帰る場所
そうやって日々を重ねたら

些細なことでもあなたに伝え
笑顔も涙もあなたに見せて
そうやって日々を積めたなら

ケンカをしても
すれ違っても
あなたの隣にいられたら

十年後のそのまた先も
あなたと一緒にいられたら
2010.04.20 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
その痛みは
私が生きている証
その熱さは
私が息してる証

だから
受け止めよう

その痛みは
私がここにいる証
その熱さは
私がここにある証

だから
受け入れよう
2010.04.19 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
甘酸っぱいキャンディー
あなたの舌の上
転がって誘う
ゆっくり舐めるのなら
じわじわとアタシ色に染めていく
性急に噛み砕くなら
砕けてあなたを貫くわ

甘酸っぱいアタシ
恋のキャンディー


(2009-04-16)
2010.04.18 Sun l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
大きな飛行機に乗って
戦火の町並みを見下ろす
ここは小さなシェルター
向かう当てもなく空を飛ぶ

炎で乱れた気流を
ガラクタの翼が横切る
ここは最後のシェルター
窮屈なシートで夢を見る

燃料が途絶えてももう
どこへも行かれない
ここは終わりのシェルター
漂うように浮かんで消える


(2009-04-14)
2010.04.17 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こういう日は
切ない
哀しい
苦しい
話に引きずられる

ぽっかりと明るくて
ひっそりと幸せで
なのにどこまでも不幸な
話に引きずられる

幸せでいたいのに

たかが一冊の本なのに

こういう日は
カラダの細胞
ひとつひとつまで
満ちていく涙に
引きずられていく
2010.04.16 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
電話は嫌い
顔が見えないもの
空気が見えないもの

沈黙の間に流れる
ちょっとした時間

どうしたらいいか分からなくなるの

一緒にいられたら
なんとでもなるのに

居心地悪い気がしてしまうの

電話は嫌い
あなたが見えないもの
心が見えにくいんだもの



2010.04.15 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
背筋を伸ばしてみる
膝の裏に力を入れて
くっとまっすぐ立ってみる

目線を上げてみる
おへその辺りに力を入れて
ぐっとまっすぐ見据えてみる

指先まで伸ばしてみる
踵を付けて力を入れて
きっとまっすぐ歩いてみる

それだけでも
ちょっと違う

人生の持ちよう
2010.04.14 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
どこまでも車走らせて
お気に入りの歌
一緒に歌ってみる

対向車なんて気にしない
口を大きく開けて
好きなだけ歌うんだ

どんな悩み事も
どんな悲しいことも
景色と一緒に置き去りにして

どこまでも車走らせて
大好きな歌
大声で歌ってみる
2010.04.13 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
悩んだってしょうがない
動かなければ分からない

箱を開けなきゃ分からない
贈り物のように

咲いて見なければ分からない
何かの種のように

あとはそう
動いて確かめるだけ


悩んだって意味がない
答えなんて出やしない

用意された答えは
とっくにそこにあって

いくら悩んでみたって
それは何も変わらない

あとはそう
動いて確かめるだけ

2010.04.12 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
ガラスの塔に閉じ込められた蝶は
花の夢を見ながら羽ばたく

象牙の棺で歌を歌う鳥は
雲の音を聞きながら埋められる

時計の針に打ち付けられた月は
満ちてくる潮騒に錆びながら融けていく

空っぽの卵に満たされている風は
温もりの不在を嘆きながら渦を巻く

四辻の幻に彷徨いこんだ私は
恋の骨の賽を手にふりだしを探している


(2009-04-08)
2010.04.11 Sun l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
君と離れ離れの教室
日当たりのいい窓辺の席で
僕はこっそり溜め息をつく
人生そんなにうまくはないか

けれど新しい教室の隅
風通しのいい窓辺の席で
僕はこっそり外を見つめる
そこで見つけた小鳥の巣

廊下を通って聞こえる君の声
遠く離れた窓辺の席で
僕はこっそり微笑んで聞く
放課後になれば君が会いに来る

そしたら僕らはこの教室の
誰もいなくなった窓辺の席で
二人こっそり外を見ながら
小鳥のようにキスをしようか

君と離れ離れの教室
日当たりのいい窓辺の席で
僕はこっそり外を眺めて
君の笑顔を思い出すんだ


(2009-04-06)
2010.04.10 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
来るはずだと知っていても
あなたが来るまで安心できない
今から行くよと知らせながら
だっていつまでも来ないもの

もしかしたら来ないのだと
あなたが来るまで怯えているの
絶対なんてホントはないから
だから来るまで安心できない

来なかったなら来ればいいと
かわりにあの人が言うけれど
本当にそれでいいのかしらと
思いながら今日も待っている
2010.04.09 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
花を咲かせよう
どこにでも
笑顔や
会話の
花を

花を咲かせよう
いつだって
シアワセや
うれしさの
花を

それは
あなたの周りに咲き誇り
世界を彩っていく

それは
あなたの周りで匂い立ち
世界を包み込む

花を咲かせよう
たくさんの
花を
2010.04.08 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんなに眠ければきっと
悪夢も見ないまま
朝が来るだろう
だからお願い
引き止めないで

どんなご飯も
どんな遊びも
どんな恋も

きっと敵わない

こんなに眠ければきっと
悩みも忘れ去って
朝が来るだろう

だからお願い

ただ眠らせて
2010.04.07 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
落ちていくことは簡単だ
この手を離していけばいい
堕ちていくことは簡単だ
全てを失くしていけばいい

そうまでして行きたい場所があるのなら

そこまでして生きたい場所があるのなら

落ちていくことは困難だ
この手を離していけないのだから
堕ちていくことは困難だ
全てを失くして生きられないから

そうまでして行きたい場所があるならだけど

そこまでして行きたい場所があるだろうか
2010.04.06 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
泣きたいときには泣いてもいいじゃない
どうして我慢してしまうの
あなたが悲しいときにはいつだって
私のこの胸を貸してあげるよ
優しく抱きしめるから
泣き疲れたらそのままおやすみ

泣きたいときには泣いた方がいいんだよ
どうして無理して笑っているの
あなたが苦しいときにはいつだって
私のこの腕を貸してあげるよ
優しく撫でてあげるから
ぬくもりを感じてそのままおやすみ

泣きたくなったなら泣いてしまっていいよ
どうして頑張ってしまうの
あなたがつらいときにはいつだって
私の唇を貸してあげるよ
優しく子守唄を歌うから
夢も見ないうちにそのままおやすみ
2010.04.05 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
桜の花が散るたびに
切なくなってしまうのと
通りすがりの少女が言った

咲き続ける桜があれば
切なくないのかいと
隣を歩く少年が言った

開き始めて満開になって
あっという間に散り初める
だからいいんじゃないか

純情可憐に蕾を震わせ
幻のように世界を染めて
夢のように降り注ぐ

まるで一瞬の恋みたいだと
瞳をあわせ微笑みながら
隣に佇む少年は接吻した

だからまた次の春にね
そう言って消えた少年を送り
通りすがりの少女は去った

彼の埋まった桜の幹の
吹雪く花弁を浴びながら


(2009-04-03)
2010.04.04 Sun l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
あなたのことが
好きで好きで
死にそうです

そんなことを言う
四月一日の彼女に
ぼくはどう答えていいか分からず

途方に暮れる


(2009-04-01)
2010.04.03 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
どこまでも走っていけば
やがてどこかの海に出る
海底をずっと走ったら
やがてどこかの国に着く
やあやあ元気?と手を振って
どこかの国を走りぬけ
幾つもの国を駆け抜ける
やがてどこかの山を越え
雲の上から空を見る
どこまでもさらに走っては
戦争も平和も飛び越える
どんな人にでも手を振って
平等も差別も駆け走る
どこまでも走っていけば
やがて最初の場所に着く
そして笑って言ってやる
意外と世界は狭いよと
2010.04.02 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
君を驚かせようと思ったのに
出てくるのは悲しい嘘ばかり
どうしてかな
こんなにシアワセなのに

君を笑わせようと思ったのに
出てくるのは切ない嘘ばかり
どうしてかな
こんなに愛しているのに

だから今日のボクは
何も言わないでおく

愛してるの言葉さえも
嘘になってしまわぬように
2010.04.01 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top