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キャンディ
タルト
プリンにパイ

林檎に
葡萄
それから南瓜

美味しいお菓子を頂戴と
シーツのオバケが跳ね回る
小悪魔天使が駆け回る

クッキー
クリーム
チョコレート

バニラに
カラメル
定番苺

美味しいお菓子を頂戴と
可愛い魔女が駄々こねる
ヴァンピールたちが甘えてる


くれなきゃイタズラしちゃうぞと
小さなオバケが押し寄せる

それはもちろんあげるけど
明日のおやつに食べるのよ


そうしてオバケは夢の中


(2008/10/31)
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2009.10.31 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
苦しいよ
もうだめ
入らないよ

ご飯も
スイーツも
恋愛も
友情も

腹八分くらいがちょうどいい

たまには
胸いっぱいになっても良いけど
2009.10.30 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
言葉が伝わらないとき
右腕の空気が冷たいとき
通話ボタンを押せないとき
とっさに誰もつかまらないとき

ただわけもなく胸がふさぐ日
夢で誰かに恋をしてた日
コトバの暴力を受けてしまった日
世界にたった一人きりの気分の日

ただなんとなく
もうわけもなく

さみしさが胸に押し寄せる夜
2009.10.29 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
天秤にかけてみる
あれとこれ
それとそれ
たとえば愛とか
たとえば夢とか
現実と理想
現在と未来

天秤にかけてみる
あれとこれ
だれとだれ
たとえば恋とか
たとえば思い出
矜持と打算
妥協と駆け引き

どっちが重くても
どっちが軽くても
それはそれで構わない

たとえば釣り合っても
たとえば釣り合わせても
何かの弾みでずれてゆく

天秤にかけてみる
己の本心
己の本音
たとえば建前
たとえば空論

揺れて揺らいで
止まらなくても
比重を知るのが大事だから

2009.10.28 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
まるで手品
なにもないところから
生まれてきたの
恋心
青空の雲みたいに
流れる星みたいに

まるで魔法
あなたを見ていると
溢れてくるの
恋心
ほころんだ花のように
湧き出した泉のように
2009.10.27 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
二人はとても遠かった
何一つ似てなかったし
何一つ一緒じゃなかった
好みも趣味も
見てる景色も

きっと一緒にいたら
いつか窮屈になるね
いつか面倒くさくなるね
今はまだ
退屈を感じなくても

二人はとても遠かった
遠い分だけ近かった
交われないまま近かった
だからずっとこのままで
別の誰かと歩いてく
2009.10.26 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
アロマオイルみたいに
満たして
癒して
いつかなくなればいい

気づかれぬほどささやかに
どこかに留まっていればいい

誰かの通り過ぎた風に
不意に香って消えるような

まるで夢かと思えるほどに
か細く香って消えるような

アロマオイルみたいに
満ちて
和ませ
いつかなくなっていい


(2008/10/29)
2009.10.25 Sun l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
君は愛を無駄遣いして
いくつもの恋で泣いてきた
私は愛を出し惜しみして
いくつもの恋を逃げてきた

まるで似てない二人の女

君は夢を誇大に語って
いくつかはそれをものにした
私は夢を小出しに謳って
いくつかをなかったことにした

似ずに似ている二人の女

クールな才女を装いながら
理論武装に溺れる君と
頷き同意を装いながら
別の論理で釘さす私

似てて似てない二人の女

君は反省や後悔をいつか
忘れて再び恋する女
私は反省や後悔をいつも
使いこなせず恋せぬ女

それでもどこだか似ている二人

君も私も結局のところ
それでそうして生きてた女
私も君もそうして生きて
自分を愛して生きてる女


(2008/10/27)
2009.10.24 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
ホットカクテルとチョコレート
空に降る星を眺めながら
甘い甘い夢を見る

もしも今
世界に一人きりでも
多分私はあたたかい
2009.10.23 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
一人でいるのは楽だった
なんでも自分の尺度で計れた

二人でいるのは楽しかった
楽しみも喜びも何でも二倍

三人集まれば面白かった
足せば僕らの世界が分かった

四つの季節を幾つも巡った
いつも新しい発見をした

五十歩百歩の道を進んだ
すぐに分かるよな歩幅で歩いた

ろくろく見ぬまま日々を過ごして
気付けばぐるりと一回りしてたとか

しちめんどうだと投げ出したまま
とっさに答えが出なかったりとか

蜂だってもはや留まらないような
泣きっ面になるよりは

くくと笑える人生のために
2009.10.22 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
人は誰も歩幅が違う
同じ道を歩いても
速度が違う
見る場所が違う

休みながら行く人もいれば
跳ねるような足取りの人もいる
ただひたすらに駆け抜けていく人も

空を見て歩く人もいれば
道端の花に目を留める人もいる
ただひたすらに道の彼方を見る人も


人は誰も違うのだけど
同じ道を歩いていれば
時にすれ違う
時に並びあう

自分が見つけたものを教えながら
誰かの見ているものを見たりしながら
そうしてまた己の速度で歩いていく
2009.10.21 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
全てウソ
全てユメ
どれもこれも
どこか遠く
違う世界の
そんなお話

寝物語に
読んでちょうだい

お暇潰しに
聞いてちょうだい

一息ついたお茶の時間の
小皿に添えたクッキーみたいに

そんなつもりで
食べてちょうだい
2009.10.20 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
恋人と温泉旅行に出かけた。
温泉から上がって部屋でくつろいでいると、恋人のバッグで電話が鳴った。
いつまでも鳴っているので出ようかとバッグを覗き込むと
トートバッグの底に光るナイフを見つけた。
見なかったことにした。
電話はいつまでも鳴っている。



散歩に行くと言い残して部屋を出た。
最終電車で逃げ帰ろうとしたが、次の駅が終着駅だった。
仕方なく戻ることにした。
一駅分歩いて疲れたが、駅に恋人が待っているのを見て冷や汗をかいた。
どこまで言ってたの、と無邪気に問う恋人の、バッグから覗くスカーフがナイフをくるんでいるのが見えた。



帰り道で雨が降り出した。
私、折りたたみの傘を持っているのよ、と恋人が言ってバッグに手を入れた。
スカーフの中の柄を掴もうとしたので、慌てて止めた。
もうちょっとだし走って帰ろう。
血の雨に降られるよりは、雨に濡れたほうが百倍マシだ。



冷えた体を湯で温めることにした。
団体客が疲れを癒しに入りに来ていた。
浮かない顔をしているね、と一人の男に言われたのでわけを話す。
それならこれを持っていきなと、蛇使いが蛇の卵をくれた。
南国の果物に似た匂いの卵を持ったまま、温泉を出て部屋に戻る。
恋人が誰かに電話をしていた。



部屋に戻ると恋人が待ち受けていた。
遅かったのね、と笑いながらお茶を勧めてきた。
緑色のそれは、お茶というよりも入浴剤入りのお湯のように見えた。
毒々しい色の湯飲みから目をそらし、こんなものを貰ってね、と蛇の卵を見せてみた。
恋人は大きく悲鳴を上げた。



卵が割れると中から暗闇が出てきた。
部屋中が真っ暗になった中で恋人に問う。
お前のバッグの中に入っているナイフは何なのだ。
何のこと、ととぼけた彼女はぱくりと蛇に飲まれてしまった。
とたんに暗闇が弾けて、星空のような一振りのナイフだけが部屋に落ちていた。
柄に蛇が巻きついている。



巻きついた蛇がナイフを飲み込んでしまった。
取り返しのつかないミスをした気になったが、どうしようもない。
蛇が近寄ってきたので、近くにあった箒で庭へと掃き出した。
真っ暗な庭先に、蛇使いが立っている。
金色の瞳がこちらを見て光っていた。



さあ、サーカスへ出かけよう、と蛇使いは言った。
賑やかなジンタが庭先に流れてくる。
彼女はどこへ行ったのだ、返してくれと言うと蛇使いは笑った。
鶏や牛を捌くみたいに君を捌いて食べようとした女をかい。
それでも恋人のいない世界は灰色なのだと訴える。
蛇使いの腕に巻きついた蛇がするすると天に伸びて、空中ブランコになった。
一緒に行けば教えてあげようと、蛇使いが誘う。



手を取ろうとした途端、音楽が止んだ。
どうやら時間切れだ。
君はどこまでも草食らしいね、と蛇使いが笑った。
草を食べるのに夢中で、目の前に大きく開いた赤い口があることに気づかない。
だが罠を回避する勘と、出くわさない運は持っている。
理解できずにいると、ロープは蛇に戻り、赤くぬめる口を開けた。
あっという間に飲み込まれてしまった。
運と勘はどこにあるんだろう。



キスの感触で目を覚ますと恋人がいた。
野原に恋人と二人きりでいたらしい。
ラベンダー色の空が見える。
お寝坊ね、と恋人が笑ったがそれどころではない。
あのナイフは何だったのだと訊くと、あなたは誰と来るつもりだったのと訊き返された。
ジンタの曲が鳴ったが、出所は恋人が持っていた電話だった。
促されて耳に当てると、ここにいない恋人の最期の声がした。
ここにいる恋人を見ると、血まみれたナイフを舐めて笑っている。
いつの間に入れ替わったのだったか。

次に目が覚めたとき、隣で寝ているのはどちらの恋人だろうか。



2009.10.19 Mon l 一枚の茶葉 l コメント (0) トラックバック (0) l top
あたし何が欲しいんだろう

あたたかな愛
居心地のいい家
嬉しくなる歌
エンドレスな縁
温度差のない逢瀬

あたし何がしたいんだろう

飼い馴らした柔順さ
切っても切れない絆
口説き上手な唇
けれど羞恥う目元
蠱惑的な仕草

あたし何が欲しいんだろう

寂しがらない夜
静かに眠る朝
澄み渡った昼下がり
急かされるような夕焼け
曹達水の星空

あたし何がしたいんだろう

楽しいだけの一瞬
近づいて触れる肌
爪の先まで満たされる快楽
天に昇りつめるほどの愛
遠ざかれば消える夢

あたし本当は

何が欲しくて

何がしたいの


(2008/10/24)
2009.10.18 Sun l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
暖かくして
出ておいで
一緒に夜を
眺めよう
流れる星を
獲ってあげるよ

ココアに浮かべた
マシュマロのように
ゆっくりと夜が
溶けていくのを
甘く二人で
飲み干そうよ

ほらまた一つ
星が流れた
君の願いを
ささやいてごらん
ほらまた一つ
流れていくよ

僕の願いは
もう叶ったよ
隣に座る
星のかけらが
空から降りて
叶えてくれたよ


(2008/10/20)
2009.10.17 Sat l 月々 l コメント (2) トラックバック (0) l top

お財布の中に仕舞ってた
小さな包み紙

お金持ちになれるってさ

冗談めかして言った
あなたの残した置き土産

あの恋はとっくに捨てたけど
これはまだ残しておくわ

恋心の未練じゃないの

あなたにはもう会わない
あなたはもう覚えてない

でも会ったなら言ってあげる

冗談は本当にもなるのよ
2009.10.16 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
ママと君の根比べ

見ててごらん

君に美味しいと言わせてみせる

シチューにカレーにハンバーグ

プリンにケーキにドーナッツ

君の苦手なお野菜を

大好きだよって言わせてみせる

ママと君の知恵比べ

2009.10.15 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
砕け散ったガラスの中で
閉じ込められた花が咲く
触れれば脆く崩れてしまう
尖った破片で指を刺す

零れ落ちてく深紅の花は
滴る雫と混ざり合い
甘く噎せ返る香りを発し
夢の中へと舞っていく

砕け散った水面の夢に
浮かび上がった花が咲く
触れれば暈けて消されてしまう
広がる波紋で胸を突く

漂い沈む濃藍の花は
昇らず消える泡に呑まれ
淡く囁いた吐息を発し
夜の中へと堕ちていく
2009.10.14 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
あなたのくれる
言葉も
気持ちも

嬉しくないわけじゃないけど

自分がまだ
女だと
素敵だと

思えることは嬉しいけど

あなたに答える
すべを持たない

だからお願い

一人にして


2009.10.13 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
あなたの隣にいる
この温度が一番好き
触れた肩から沁みこんでくる
優しい優しいぬくもりが

あなたの目の前にいる
この距離が一番好き
見詰め合ったら照れてしまった
笑顔の吐息が重なる近さが

あなたの後ろにいる
この視界が一番好き
何があっても大丈夫な気がする
あなたの背中の大きさが


(2008/10/15)
2009.10.12 Mon l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
年を取った女が
昔の恋を思い出して笑う
とうに冷え切ったぬくもりを
後生大事に抱え込む

枯れてしまった花束も
黒ずんでいった銀の輪も
行方の知れぬ恋人たちも
すべての時を巻き戻し

年を取った女が
昔の恋を抱きかかえて眠る
徐々に冷えていく年月に
気づかぬように目を閉じる


(2008/10/10)
2009.10.11 Sun l 月々 l コメント (2) トラックバック (0) l top
君が僕を好きなことを
僕はずっと知っていた
気づかない振り続けながら
僕はずっと待っていた

君が愛してると
僕に告げるのを

気軽な素振りでくれたチョコや
身軽な言葉のハピバースデー
そこに想いが詰まっているのを
僕はずっと知っていた

君が愛してると
言えずにいるのを

危ういバランスの二人
壊したのは君だった

待っていただけの僕を置いて
消えてしまってもういない

僕も君を好きなことを
僕はずっと知っていた
優位な振り続けながら
僕はずっと待っていた

君に愛してると
告げる日が来るのを


(2008/10/03)
2009.10.10 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
一番初めに
物語を書こうと思ったのは
詩を紡ごうと思ったのは
いつだったろう

一番初めに
物語を書きながら
詩を紡ぎながら
誰に見せたいと思ったのだろう

一番初めに
物語を書き綴りながら
詩を織り紡ぎながら
いったい何を思っただろう

もう忘れてしまうくらい昔

あのときの気持ちはまだ
胸のどこかにあるだろうか
2009.10.09 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
圧倒的な質感で誘う
官能的な香りの
夜の花

まさに圧巻

姿を隠したまま
芳しい香りだけで夜を支配する
愛の花

誘われる

夜気に染み込んだ蜜を飲み干して
夢の中へと潜り込んだらきっと

溺れてしまう
2009.10.08 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
預金通帳の数字が逃げ出した
闇夜に白いページだけが浮かび上がっている。
月に協力してもらって、ようやく捕まえたが、どうにも足りない。
流れ星に数字を印字してもらった。
こっそり多目にしてもらったが、大目に見てもらおう。



夜更けに話を書いていたらページで指を切ってしまった
これを塗るといいわ、と桜貝に入ったハンドクリームを手渡された。
塗ったら傷は塞がったが、潮騒が押し寄せてきた。
たちまち部屋中に桜貝が満ちて、書いていた話は攫われた。
指先が滑るので、今宵はもう何も書けそうになかった。



夜道を歩いているとオレンジが転がってきた
拾い上げると、綺麗な女性がやってきて何事かを話しかけてきた。
言葉が分からずにいると、見かねた空の月が通訳をしてくれた。
君は今、恋の始まりを一つふいにするところだったよ。
自慢たらしく言うので、勉強することにした。
次の満月には見せ付けてやる。



アロマキャンドルはラベンダーの香りがした。
女に愛を伝えたが、炎が揺らめくと返事も揺らいでしまうらしい。
いつまで経っても埒が明かないので、キャンドルを吹き消すと、
ラベンダーの香りだけを残して女は夜に溶けてしまった。
マッチよりは長いかもしれないが所詮儚い夢でしかなかった。



ススキ野原で月を見ながら酒を飲んだ
団子や芋を肴に飲んでいると、月がそれは俺のものだと文句を言った。
降りてきて一緒にやれば良いだろうと言ったが今日ばかりはそういうわけにもいかないと言う。
語らいながら飲んでいるうちに心地よくなって眠ってしまった。
目が覚めると、残っていた酒も肴も全てなくなって、朝が来ていた。



久しぶりに会う恋人と小高い丘の上で待ち合わせをした
が、丘一つ分待ち合わせ場所を間違えたらしい。
送電塔の上で電線越しに会話をしながら同じ夜景を眺めた。
呆れ顔の月が全てを見下ろしていた。



暗闇にハイヒールの足音が響く
街灯の下で振り返ってみたが誰もいない。
ただ、私の影の隣に女の影があった。
帰りの遅い私のために女が影だけを迎えに寄越したらしい。
心配せずとも他所に女などいないのに。
夜更けの道にめかしこんでいる影のヒールの音だけが響く。



とてもよく効くダイエットのお菓子を見つけたので友人に薦めてみた。
今そんなものを食べさせるのはやめてくれと友人は怒って空に上ってしまった。
太ったり痩せたり大変だなと思いながら月明かりの下お菓子を食べた。
中秋の名月が近かった。



お茶会をするというので夜の公園に出向いた。
月が持っていたブランデーを垂らしたので、ほろ酔いで浮かれてしまった。
記念写真を撮ろうと誰かが言ったので皆で写ったが、あいにく私は写らなかった。
仕方がないので墓の下で大人しく眠ることにした。
次の茶会はいつだろう。



買い物に行ったら街頭で謎の男がアロマオイルを売っている。
「媚薬入りだよ」と言いながら薄桃色のオイルを勧めたので買ってみた。
帰る道筋で転倒して全て零してしまった。
途端に、全てが求愛してきたので慌てて逃げ帰った。
虫の声が煩くて眠れない。

2009.10.07 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
私は私だけを持っていく
他には何も持たない

歩くための足と
掴むための手と
感じ取るための目と鼻と口と耳

明日を信じて高鳴る胸と
心の中の愛と夢

私は私だけを持っていく
他には何も持たない
2009.10.06 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
突っ走るのはいいけど
ちょっと待って
あなたのスピードで
連れてかないで

一人ならいい
かけっこなら一等賞
二人三脚なら
きっと転んでしまうよ

突き進むのはいいけど
ちょっと待って
あなたのペースに
巻き込まないで

分かり合ってるならいい
騎馬戦なら突撃だ
大勢だったら
ダンスは乱れてしまうよ

運動会ならいいけど
ちょっと待って
あなたのテンションで
攫ってかないで

人にはそれぞれの
生活があるの
誰にもその人の
歩幅があるのよ
2009.10.05 Mon l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
漆黒のマント翻して
夢を攫っていく
闇の中
赤く濡れる唇で
眠れる骸に
接吻を頂戴

磔刑の真実が
頽れるよりも早く
此処に来て
優しく抱きしめて
粉々に砕いてしまって

寝台に散った
新月の啜り泣きと
棺を埋め尽くす
薔薇の流す涙に
噎せ返りながら

冷たい微笑で
この指を絡めて
どうぞこのまま
攫って頂戴


(2008/10/02)
2009.10.03 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
嵐のような風の向こう
急ぎ足で流れていく雲が
君の住む城を僕に見せる
隠れていたはずのガラスの塔が
風の向こうで煌いているよ

飛ばされていく小鳥のように
僕の心も乱されるけど
翼を持たない僕の身体は
君の元へと辿りつけない

声も風にかき消されていく
夕暮れ間近の町の空に
君を乗せた城は浮かんで
雲の切れ間を進んでいくよ

2009.10.02 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
滴り落ちる蜜を掌に受けて
喉を鳴らして飲み干した
濡れる唇に星屑が光り
浮かんだ笑みを切り裂く牙

夜よりも濃い闇を纏って
貴女の元へ忍び寄ろう
熱く激しい接吻をあげよう
貴女の白い喉元へ

愛よりも甘い愛の泉に
私を浸してくれないか
誰よりも熱い貴女の胸に
私を埋めてくれないか

零れんばかりの蜜を舐めて
貴女の命を飲み干した
臥せた身体は青白く光り
夜の中へと流れて消える
2009.10.01 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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