fc2ブログ
屍が落ちている朝の道路で
群がる烏を跳ね飛ばす
メタリックの獣たち

力なく光る雲間の朝日が
薄っぺらい現実を照らしている

どこまで行ったところで
追いつけないままの明日のように

全てが曖昧な距離感のままで
一日を始めていく

黒いゴミ袋の中で
啄ばまれ血肉になることもなく
腐敗して燃えていく屍のように
スポンサーサイト



2009.03.04 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top