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歌うたいの歌詞が
突き刺さる夜に
泣き濡れていたのは
公園のブランコの鎖

林檎売りの声が
滴り落ちる夜に
途方に暮れていたのは
電柱にぶら下がる街燈

売れぬ絵描きの筆が
かすれ気味な夜に
画布を塗り潰したのは
浮かれ烏の尾羽

迷い人の影が
倒れ臥した夜に
道を温めようとしたのは
半分に欠けていく月
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2008.09.22 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top