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腐り落ちた指の隙間

銀に光るリングが覗く

白い筈の骨は濁り

虚空を掴み損ねている

倒れ臥した屍の声

耳に届く前に消える

凍る風の音が嘆き

動かぬ頬を撫で行く

夜が降りて骸を抱き

星はリングで跳ね返る

誰も泣かぬ闇の中で

天は密かに涙を零す

染みて冴える月の調べ

雫さえも凍て付かせる

昏く惑う死せる人を

舞って散らす雪が覆う

滑り落ちたリングだけが

白き夜で瞬いている


(2006/11/28)
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2007.12.30 Sun l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top