FC2ブログ
どこまでも走っていく少年に
追いつけなかった夏の汀
早くおいでよと寄せて返す
冬の波間で手を招く

振り返らず去っていった少年に
届かなかった夏の水際
待っているよと囁きかける
冬の潮騒が冷たく微笑う

いつの間にか消えてしまった少年が
見つからなかった夏の渚
一緒にいこうと押し寄せてくる
砕けた飛沫に浚われていく

一緒に逝こうと浮かび上がった
弾けた泡沫に攫われていく
スポンサーサイト



2007.11.30 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top