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深い深い海の底で
生まれた一粒の泡
君はそれを見ている

時間をかけてゆっくりと
水面へと昇っていく
滄溟の中の一粒の泡沫

覗き見るならば
蒼銀色の輝きの中に
隠された物語を知るだろう

魚の群れに
潮の流れに
翻弄されながらも

並ぶ泡沫に
光る鱗に
ぶつかり溶け合いながらも

君の見ているその物語は
浮きつ沈みつ
水面を目指す

仰ぎ見るならば
光砕ける波間の中に
君と泡は浮かび上がる

はじけて広がった物語こそ
君の見た世界だ

蒼い蒼い海の底で
生まれた一篇の世界
君はそれを語りだす

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2007.11.07 Wed l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
ここに一つの物語がある
それをまだ誰も知らない
まるで昨日の夢のように
まるで過ぎ行く風のように
誰もまだ
それを繋ぎとめられない

ここに一つの物語がある
それをまだ誰も見てない
まるで忘れた記憶のように
まるで海辺の貝のように
誰もまだ
それを拾い上げられない

ここに一つの物語がある
それをいま君に語ろう
2007.11.07 Wed l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top