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佳月在り 冴え渡る空

嫋嫋たるは虫の音を運ぶ風

はや夢が帰期を告げる夜半

独り微酔で臥せ寝る寓に  




空には遮るものがない
ただ白く光る月だけが
静かに夜を照らしている
切なげに啼く虫の声を
さやかな風が連れてくる
独り酒を呑みながら
ほろ酔いで眺めている景色に
仄かに夢が混ざり戻る刻限を報せる
夢と酔いの柔らかなる褥を
仮寓に敷いて微睡みの中へ
あとはただ
月の光の滴る音のみを聴く


28:佳期


(2006/09/13)
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2007.10.08 Mon l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top