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ようこそ
お越しくださいました

お望みの品があれば
なんなりとどうぞ


朝の光を抜けて
夜の帳を越えて

夢のまどろみのように
恋の幻術のように

騙されたと思って
口に出して御覧なさい

雨の紗幕を潜り
風の静止をかわし

時の曖昧のように
背なの向こうのように

信じる振りをして
覗き見つめて御覧なさい


ようこそ
お越しくださいました

ここはいつでも黄昏の町
ここはいつでも夕闇の街

お望みの品が
ないならば

とあるお客の話をば
お土産話と致しましょう
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2007.07.26 Thu l 黄昏通り l コメント (0) トラックバック (0) l top
月の裏側で
踊る秘密の少年
眠れない夜の夢を
招きいざなうため

透き通る光の
指を舞わせながら
満ちては欠けていく
窓を見下ろした

時の向こうでは
夜明けが浮かび上がる
冷たい庭の中で
振り返らず消えていく
後ろ姿


星の降り注ぐ
裏庭で踊る少年
蒼かった星の夢を
包み育んでる

零れ行く時間の
声を廻しながら
いつのまにか満ちた
海へと沈んでく

時の向こうでは
誰も忘れられていく
静かな庭の中で
振り返らず手を振った
孤独のように


置き去られた星の
明日をあたためながら
寄せては返す波の
月の雫の色

夢の向こうには
零れ落ちる光がある
花咲く庭の中で
振り向いて手を繋いで
微笑む日を
2007.07.26 Thu l 贈花膳 l コメント (4) トラックバック (0) l top