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星に願いの

祈りを込めて

馬手に抱いた

いたいけな気持ち

勿論と笑い

来世で逢う夢を

目を覚ます前が

笑顔の終わり

割り切れぬままに

間に合わぬ時刻

酷薄の夜明け

空けてしまう時の

昨日までの距離は

離叛はなお出来ぬ

後朝(きぬぎぬ)の別れ

彼の手を抜けてゆく

行く末を思う

もう一度会えることは

永久の願いと誓い

腕(かいな)を離して別るる

縷々に泣き濡れても

手も取れない二人

足りぬ温もりを傍に欲し
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2007.07.07 Sat l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
教室の窓から
見下ろした
真っ直ぐに伸びた道
気だるげな猫が
横切っていく

黒板に書かれた
白い文字列は
意味をなさないまま
午後の風に
ほどけていく

遠いプールの
光が揺らめいて
誰もいない水面に
夢の魚が跳ねる

ほら

教室を飛び出して
陽炎蹴立てて
走っていこう

制服の裾
跳ね上げて
どこまでも行こう

どこまでも行こう


放課後の気配が
漂った
真っ直ぐに伸びる廊下
楽しげな声が
横切っていく

教室の片隅の
小さな紙片には
謎めいた言葉たち
チャイムの音に
崩れていく

白い陽射しの下
グラウンドには
何もいない空から
鳥の影が落ちる

ほら

教室を飛び出して
砂埃蹴立てて
走っていこう

制服の裾
翻して
どこまでも行こう

どこまでも行こう


(2006.06.05)
2007.07.07 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top