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握り締めたコインで
君と選んだ駄菓子
小さな頭ひねって
計算してたね

五円玉のチョコや
赤い杏の実
大きなキャンディや
固すぎた練り飴

君が好きなものは
色とりどりのラムネ
セロファンに包まれた
ほの甘いお菓子

口の中でとける
甘酸っぱい味は
あの頃感じてた
君への気持ちに似てた

苦さや不味さを覚え
いつしか忘れていった
あの頃感じてた
はちきれそうな希望

街角の駄菓子屋で
薄青の容器を見たよ
思い出したように買って
一つ口に入れた

口の中でとける
甘酸っぱい味に
遠い日の二人の
笑い声が聞こえた
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2007.06.23 Sat l 贈花膳 l コメント (5) トラックバック (1) l top
青空で見つけた白い月
あまりにも頼りなくて哀しくなる
あなたと見たあの日の月と同じ筈なのに
まるで捨てられた仔猫のようね
誰かの手を求めてる

ねえ 何が変わってしまったの
ねえ あなたがいないだけで
ほら
こんなにも消えてしまいそうな
昼下がりの月


帰り道見つけた銀の月
さよならと口にして泣きたくなる
あなたの瞳はあの月よりも冷たかったね
まるでありふれたドラマのようね
そのうちきっと忘れるの

ねえ 何が変わってしまったの
ねえ 私は変わらないのに
ほら
星空で輝き続けてる
あの月だって


覚えているかしら
あの日の言葉
あの月に誓うと言ったのに

波が月に導かれるように
月は太陽に照らされるように
いつまでも
変わらないと思いたかった

ねえ 何も変わっていないの
ねえ あなたはいないけれど
ねえ 何も言えなかったあの日は
ねえ 戻っては来ないけれど

ほら
やっと今
前を見て歩き出せるの

ほら
夕闇が舞い降りて


静かに輝き始めるあの月のように

あの月のように


(2006.05.30)
2007.06.23 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top