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去年を

一昨年を

その昔を

振り返った

今年を

来年もまた

振り返り

振り返り

進んで行く
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2006.12.31 Sun l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
同じ毎日を繰り返した
流れなかった涙が満ちた
それでなお生きていくかと
雑踏の中で足を止めた

ボロい階段ゆっくりと上がる
靴音だけが僕を包む
黴とホコリと静寂の中
空へと続く扉を開ける


所在なさげな給水搭は
涸れ果てた泉の趣き
底に沈む夢の魚は
一足先に天を目指した

乾く世界をゆっくりと進む
靴音さえも風に消える
ビルと汚れと騒音の上
空へと昇る気流を目指す


錆びた手摺を握り締めた
流さなかった血の匂いがした
僕はまだ生きていけると
踏み出しかけた足を戻した

ボロい階段を飛ぶように下る
靴音が羽ばたきのリズム
過去と未来と現実の中
僕へと続く扉を開けた


地面に足をつけて
雑踏の中を歩き出した


歩き出せた

■□■□■□■□■□■□■□■□■□
錆色


(2005/11/30)

2006.12.31 Sun l 花膳 l コメント (5) トラックバック (0) l top
たとえば「愛」

たとえば「夢」

たとえば「悪」

たとえば「生」

もしくは「傷」

あるいは「死」

あるいは「恋」

あるいは「無」

それから「言葉」

たった一つの言葉

思い浮かべるものは

いくつもあるけど

たかが一つの言葉

思い描くものは

いくつもあるから

誰一人として

おなじではない

誰一人として

おなじにならない

それがいい


そこがいい
2006.12.30 Sat l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
色とりどりのニッケ玉
口に入れて噛み砕く
円くて大きな飴玉は
薄く小さく割れるだけ
口に広がるシナモンは
優しいくせに刺激的
甘くて辛くてすっきりと
体の中に染み渡る

色とりどりのニッケ玉
舐めながら町を散歩する
晴れて冷たい冬の日に
肉桂の味はよく似合う

■□■□■□■□■□■□■□■□■□
肉桂色


(2005/11/29)
2006.12.30 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
容赦なく寒い

冬の夜が

己以外熱源のない

この部屋へと忍び込む

もはや全てが

零下の領域

指先から奪われる

血のぬくもりと

身体の自由

吐く息は白く

空気を揺さぶるが

圧倒的な夜気に

押しつぶされて散る

朝は遠く

氷の彫像はもう

溶けない予感に襲われ

夜は長く

侵入する絶望を

押し留める術はない

嗚呼

夢と死と朝のいずれの

訪いの足音が

耳元に響いているのか
2006.12.29 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
泣かないで

木枯らしが

君の涙を

凍らせてしまう

泣かないで

雪雲が

君の涙を

結晶に変える


泣くのなら

僕の胸を貸すよ

泣くのなら

僕の腕の中で


冬になんか

渡さない


君の涙も

僕のもの
2006.12.29 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
さあさ行こうよ

祭りだよ

言葉飛び交う

祭りだよ

さあ最高よ

祭りだよ

言葉溢れる

祭りだよ

どちらさんも

寄っといで

どなたさんも

酔っといで

言葉の演舞を

見ておいき

言葉の円舞を

見ておいで

さあさ行こうよ

祭りだよ

さあ朝以降の

祭りだよ

これから年を越すまで

新たな年を起こすまで
2006.12.28 Thu l 日々の罅 l コメント (3) トラックバック (0) l top
お疲れさま

うっかり実感湧かないけど

お疲れさま

とにかく今年はお世話様

窓も拭いたし

机も拭いた

壁にはカレンダ

花には水を

ポットはすっかり空にして

お疲れさま

書類もノートも机に入れて

お疲れさま

パソコンプリンタ電源切って

それからしっかり施錠して

それじゃあまたね

来年ね
2006.12.28 Thu l 日々の罅 l コメント (0) トラックバック (0) l top
ああ

そうだ

深く考えなくたって

心の赴くままでいいんだ

酷く悩まなくったって

心の求めるままでいいんだ

ああ

そうか

あたしはそれが


欲しかったんだ
2006.12.27 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
ルーレットクレームブリュレは
猫ネコ仔猫

ノワールの毛並み
転がる仕種
丸い瞳のルーレット

焦げたカラメル
甘やかな声
優しい顔のクレームブリュレ

猫ネコ仔猫
じゃれついて
毛玉の振りで
近寄ってくる

猫ネコ仔猫
鳴き声で
遊びとおやつを
ねだってくる

ルーレットとクレームブリュレ
小さな子猫
2006.12.27 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
やれやれ
良く働いたから
バカンスにでも行こうか
真夏の南の島でのんびり
秘境の温泉旅館でまったり

それとも
貯めてた仕事でも
一つ一つこなしていこうか
使った道具を磨いてみたり
暖炉にくべる薪を割ったり

いやいや
すこし太ってたから
運動なんかしてみようか
煙突するりと抜けれるように
ソリの速度が上がるように

それから
冬が終わる頃には
次の仕事の準備をしよう
夢の卵とか愛の種とか
希望の羽を用意して

それらが
贈った人の心で
いつか育つのを待ちながら
孵って芽吹いて羽ばたいて
こちらも嬉しくなるように

とにかく
良く働いたから
好きなことをしようか
とっておきの酒を飲んだり
仲間とどこかに泊まったり

もちろん
ちゃんと働いたから
君の心にも贈ったさ
それが一体カタチになるかは
サンタの与るところじゃないさ
2006.12.26 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
りるりるりるる

鳥が啼く

あれは深い森の中

りるりるりるる

鳥が啼く

あれは深い愛の歌

雪降る森は真っ白く

眠りを誘って包み込む

草木は凍った雪の下

獣は穿った穴の中

りるりるりるる

鳥が啼く

ただ一点の春の色

りるりるりるる

その羽は

ベリルの光で輝いた

雪降る森に羽ばたいた

翠緑色が魅せていく

草木は溶け出す水の夢

獣は溢れる空の夢

りるりるりるる

鳥が啼く

りるりるりるる

鳥は啼く
2006.12.26 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
遠い記憶の隙間から
掘り出してきた骨で
オルゴールを創ろう

硬くて脆くて繊細な
音色を溶かして奏でよう

優しく扱わなければ
粉々に砕け散ってしまう
触れるのを躊躇っていれば
風化して風に舞ってしまう
小さなオルゴールを創ろう

月の滴る音に似た
雪の煌めく音に似た
触れたら溶けて壊れるような
花の開いた音に似た
虹の輝く音に似た
触れたら消えて薄れるような
華奢なオルゴールを創ろう

遠い記憶の隙間では
眠れる想いが骨になる
艶めく化石になる頃に
掘り出してきて
オルゴールを創ろう
2006.12.25 Mon l 花膳 l コメント (4) トラックバック (0) l top
乱立するビルに
キラリキラリ
朝日が光る
上昇する音はみんな
夜明けの波に
掻き消されてく
たくさんの窓辺に
たくさんの太陽
キラリキラリ
道ゆく人もまだ
寝ぼけたままの街
聳え立つビルだけが
朝の光を知っている
キラリキラリ
塔の上から見下ろした
広がる街が輝いて
偽りの陽光を
きみの上にも投げかける
キラリキラリ
幾つものビルに跳ね返る
その輝きにきみの目も光る
そんな朝
2006.12.25 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
この寛容な国で

光と愛の聖なる夜

眠る子どもの枕元

恋しい人の腕の中

見知らぬ誰かの頭上にも

それから自分自身にも

優しい夜が降り注いで

朝の光に包まれた愛が

訪れますように


2006.12.24 Sun l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
ケータイ片手に
ハンドル握って
指示器も出さずに
曲がる若者

小さい画面を
必死に見すぎて
前方不注意
睨む女生徒

どんな甘い繰言も

どんな可笑しな文章も

周囲に振り撒く迷惑は
心を酸のように溶かす


暗い劇場
視界を阻む
誰かの鞄の
眩い光

静かな車内に
お構いなしに
見えない相手と
群れてるコドモ

どんな大事なことも

どんな可愛い絵文字も

周囲に振り撒く影響は
心に錆を浮かす


どんなに新鮮なことも
どんなに真剣な言葉も

今この場所で行き交わないで

電波の中の赤錆が
周囲の人を蝕んでいく


何もかも錆付かせる前に
それに気付いて


■□■□■□■□■□■□■□■□■□
赤錆色


(2005/11/25)
2006.12.24 Sun l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
割れた爪みたいに
空の端に引っかかった月
力任せに取ってしまって
空を半分に切り裂いた

滲んだ血に染まる
西の空の雲が光って
落ちてしまった太陽を
繋ぎとめようとしている

綺麗に塗られていたマニキュア
あなたを掴めないまま
濡れて艶めくグロスの唇
開くのを恐れたまま

裂かれた空から零れた夜が
乾いた瞳を縁取る睫毛に
諦めの溜め息を降り注ぐ
2006.12.23 Sat l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
瑞々しい果実を
もぎ取って
きみが口に入れる
皮を剥いて口に入れる

艶々したひとつを
もぎ取って
僕も口に入れる
皮も剥かず口に入れる

一房の葡萄
僕ときみのあいだに

水滴を滴らせて
艶めく紅い葡萄が

きみの指先を染めてく


すべて食べ終わって
少し茶に変わった
きみの紅葡萄の指を

僕は最後に
口に含む


■□■□■□■□■□■□■□■□■□
紅海老茶

注:このあと、「海老茶」も存在するので、変則的に「紅葡萄茶」にしてみました。


(2005/11/21)
2006.12.23 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
夜はとっても長いから

冬はとっても寒いから

魔物が寄らないように

病鬼が近づかぬように

おまじないを

いたしましょう


小豆のお粥と

ほっこりカボチャ

愛情と美味しさで

内側から呪文を


温かなお湯に

浮かべた柚子で

温もりと芳しさの

外側からの呪文


外はとっても寒いから

迷信と取ってもいいけれど


あたたかな夕餉と

匂い立つお風呂で

おまじないを

いたしましょう
2006.12.22 Fri l 花膳 l コメント (5) トラックバック (0) l top
健やかな寝息と
健やかな身体
健全な眠りの
いとけない子ども

子守唄に揺れる
小船の揺り籠で
どこまで行くのだろう
可能性を秘めて

小さな掌に
幾つも夢を握り
瞑る瞼の下の
無垢な瞳が笑う

揺籃を飛び出して
道を歩き出した
遠い日の子どもは
小さき者を見つめる

あの頃の記憶は
欠片さえもなくても
確かにその昔
子守唄を聴いた

その歌を唄って
小船に寄り添おう
いつか降り立つ日まで
帆になり舵になろう
2006.12.22 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
たまにはさあ

からっぽになるよね

どうしても

何も出ないの

探しても

逆さにしても

遡っても

みあたらないくらい

からっぽにさ

たまになら

いいけどさ
2006.12.22 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
きみのもとに舞い降りた
白く冷たき鱗の主は
空を覆う灰色の
雲の向こうを翔けていく

その呼び声を耳にして
きみは塔へと駆け上がる
どこより高いその場所で
雲の欠片に手をかける

降り注ぎたる綿毛の雪は
冷たく白き鱗を隠し
凍えたきみの指先も
遮るように積もりゆく

塔の上から見下ろせし
地上はもはや色も無く
ただきみだけを残しては
音を立つるは風の声

血も凍えゆく冬の中
白く冷たきその指で
きみは鱗を摘み上げ
その喉元に滑らせる

薄氷の絹を纏うごと
冷たく白き鱗のきみは
白き翼を手に入れて
冷たき空へ翔けあがる

白く冷たき地上の上に
冷たく白き雲だけ残し
呼びし呼ばれし二匹の竜は
光の中へ消えてゆく

あとには白き雪ばかり
2006.12.21 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
「年越詩祭」(不翔少年Bさん)のところで行われるイベントに参加することにしました。
詩を一篇ずつ持ち寄って、鑑賞しあいながら年末のひと時を過ごそう(表現オカシイかしら(笑))、というイベントのようです。

“できれば、「自分が書いた詩のなかで、今年一番好きな詩」と言えるような詩がよいです”とのことなので、今年一年書き溜めた作品をざっと読み返すことにしました。

…なんだ、この量(笑)

このテンプレートはアーカイブの記事一覧が全文掲載じゃないようなのですが、まあ、支障ないかな、と思いながら見返してます。
一番好きだと思えるものなら、最初の部分だけ読んでも好きだろう、と思って。

…が。
未だ、一番は決まりません。

でも、己の一年を振り返って、楽しんでみようと思います。

イベントに興味を惹かれた方はこちら。

「年越詩祭」

20日まで、参加者も募集しているそうです。
2006.12.20 Wed l 瞑想迷走 l コメント (3) トラックバック (0) l top
いるとか
いないとか
見えるとか
見えないとか
追求するのなんて
やめちゃって

作り物とか
陰謀とか
出鱈目とか
子供だましとか
口にするのなんて
やめちゃって

夜更けた部屋で
待ってればいい

静けさの向こうで
鳴らされる
ベルの音や
ソリの音を

眠りの前に
待ってればいい

星空の向こうから
やってくる
その一行や
贈り物を

いるとか
いないとか
見えるとか
見えないとか
たまには横に
置いといて

楽しんじゃえば

必ず胸の中
贈り物が届く
2006.12.20 Wed l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
揶揄うならいいわ
意地悪に笑って
大人気ない口調で

優しげな目元で

揶揄うならいいわ
髪を引っ張ってみたり
頬をつついてみたり

不意にキスしたり

でも揶揄はいやなの
皮肉げに笑って
冷酷な口調で
蔑んだ目元で

触れもせずに
近寄らずに
不意に遠ざかる

二つの言葉は
違わないさなんて
笑うかしら

同じ意味だなんて
呆れるかしら

揶揄うならいいわ

困らされても
怒らされても

愛があるから
2006.12.20 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
いいわよ

まとめてかかってらっしゃい

相手したげるから

ひのふのみいの

お次はだあれ


ほらほら

急いでかかってらっしゃい

受けて立つから

いつむうななの

それからだあれ


いいから

まとめてかかってらっしゃい

あらあなたなの

これで何枚

他にはだあれ


もういない

もういないかしら


そしたらまとめて

ポストにぽん
2006.12.19 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
なんだか据わりが悪くって
心の置き場が曖昧で
泣きたいような
怒りたいような
そんな気持ちになるときは

なんだか気分が悪くって
心のやり場がなくなって
辞めたいような
投げたいような
そんな心地になるときは

瞼を落として
息を静めて
頭の中に
紙を広げて

思ったことを
重たいものを
その紙の上に
書きなぐれ

黒くなるまで
書き尽くしたら
読めなくなるまで
埋め尽くしたら

あとは丸めて
燃やしてしまえ

心の中のモヤモヤを
気持ちの中のモヤモヤを

丸めて燃やして灰にして
あとは風に飛ばしてしまえ

いつかどこかで地面に落ちて
花実をつける糧になるから
2006.12.19 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
逃げ出すのさ
ここにあるものを
駆使して

抜け出るのさ
ここで出来ることを
やり遂げて

まるで脱出ゲーム

攻略サイトなんてなくて
誰の助言もなくて
自力で進むしかないさ

まるで脱出ゲーム

限られたアイテムだけで
決められた道順だけで
でも自力でしか進めないのさ

だから
面白いのさ
2006.12.18 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
引出しに仕舞いこんで
忘れた振りの
メモに書いた夢も
いつかは叶う

塵みたいには捨てられず
眠らせたままの
遠い日に呟いた夢も
いつかは叶う

忘れていても
覚えている

眠らせても
感じている

日常の忙しさに
埋もらせたままの
傷跡のような夢も
いつかは叶う

笑われても
信じている

傷口になお
滲んでいる

巡る血にも似た夢を
いつか叶える
2006.12.18 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
ちょっとそこのお姉さん

通りすがりに見ていって

何もないけど

何かがあるから

気に入ったなら

寄ってって


ちょいとそこのお兄さん

何かの拍子に来てみてよ

何でもいいなら

何かがあるから

気になったなら

寄ってって


ちょいとそこのお嬢さん

それからそこの坊やたち

何かがあるから

多分あるから

時間つぶしに見ていって


そして右上に

気が付いたなら

コメントもどうぞ
2006.12.17 Sun l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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