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腐り落ちた指の隙間

銀に光るリングが覗く

白い筈の骨は濁り

虚空を掴み損ねている

倒れ臥した屍の声

耳に届く前に消える

凍る風の音が嘆き

動かぬ頬を撫で行く

夜が降りて骸を抱き

星はリングで跳ね返る

誰も泣かぬ闇の中で

天は密かに涙を零す

染みて冴える月の調べ

雫さえも凍て付かせる

昏く惑う死せる人を

舞って散らす雪が覆う

滑り落ちたリングだけが

白き夜で瞬いている
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2006.11.28 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
夕暮れの中
おぼつかない足取りで
駆けてくる

太陽も街灯も
弱い光を投げている
まっすぐの道の上

あどけない顔に
ほころんだ笑み浮かべ
子どもたちは
どこまでも進んでく

指差した先に一番星が見える
追いつくことが出来ると
知ってるように走ってく

足元が暗くても
どんなに躓いても
止まらない
戻らない

足元がもつれても
どんなに転んでも
止まらない
戻らない

その先に見えるものは

明日
2006.11.28 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top