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人と違っていいじゃない

人と違うからいいんじゃない

隣に座ったその人が

目の前に立つその人が

そっくり自分じゃ怖いじゃない


誰もがみんな違うから

それを個性と言うんじゃない

違うのが当たり前だから

差別の理由にならないじゃない


人と違っていいじゃない

人と違うからいいんじゃない

言葉を発したその人が

答えを返すその人が

まったく自分じゃつまらない


誰もがみんな同じなら

何も得るものなんてないじゃない

誰だってみんな違うから

世界は築けていくんじゃない


人は違うからいいんじゃない
2006.11.15 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
風邪の引き始めで
少し疲れた身体は
休みを欲しがるけど
いつもいつでも
休めたりしないから

パソコンに向かい過ぎて
少し乾いた瞳は
休みを欲しがるけど
今はちっとも
休む暇はないから

世間と闘い続けて
少し荒んだ心は
休みを欲しがるけど
いつでもどこでも
気を許せたりしないから

ほんの少しだけ
時間をつくりましょう
優しい花の開く
菊花茶を注ぎましょう

そして一息ついたら
また歩き出しましょう

いつか花開くように
2006.11.15 Wed l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
花のある君は素敵で

気高くて澄ましていて

世界に唯一つきり

規格品の僕とは違う

まるでそもそも器が違う

僕は年中顔を赤くして

中身もずっと同じまま

凛と輝く青磁の君は

いつもいろいろの花を抱えて

美しい肌に映えるかのよう

陰の僕など及ばぬほどに

人目に付くほど誇って笑う


だけどある夜

小火が起きたら

僕はたちまち活躍するよ

花を揺らして動揺してた

君の上にも消化剤ひと吹き

ずっと遠かったいとしの君に

ほんの僅かだけ想いを告げて

僕はそのままリサイクルの輪


中身はずっと同じままだし

使うときなら一回切りだし

役目を終えたら別の場所だけど

たとえば中身が変わっても

この外側は同じまま

君を想った僕の心も

変わらないままと

赤色に誓うよ


知らない家の片隅で

僕はぼんやり外を見ながら

君の事を思い出す

いつでも花を絶やさなかった

美しい君を思い出す
2006.11.14 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
花 散 臥 白 埋

鳥 啼 座 黙 睡

風 吹 煙 靡 静

月 照 光 陰 沈

唯 我 而 中 在
2006.11.14 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
モウダメダ

ツライ

クルシイ

シニソウダ

弱気な君に

お帰りなさいを言おうか

滋養のある食べ物

あたたかい布団

適切なお薬

それから

看病するわたし

つらいカラダも

くるしいココロも

看てくれる人が

必ずいるよ

君のため

お帰りなさいを言おう
2006.11.13 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
一枚の画布に
写し取るように
今日という日を
見つめていたい

晴れた空の遠さや
冴え渡る風の冷たさ

色づき始めた木々や
いとけない子の歓声

なんでもないような
特別な一日

絵を描くように前を
見つめて歩いていこう

どんな一日だって
同じ景色じゃないから


2006.11.12 Sun l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
きみの冷たい指先を
つかまえた

空は快晴
風は透明
僕らの足は
秘密を目指す

凍える前に
もう一歩
僕の横においでよ
絡めた指よりも
もっともっと
あたためてあげる


きみの震える唇を
つかまえた

外は快晴
時は透明
僕らは互いの
秘密を目指す

溺れる前に
もう少し
僕の傍においでよ
啄ばむ唇より
もっともっと
震わせてあげる


恋は破壊性
きみは聡明

愛は意外性
僕らは共鳴


蕩けるために
もうずっと
僕の腕においでよ

秘密は
僕らの腕の中


(2005/10/17)
2006.11.12 Sun l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
上を向いて歩こう

嬉しくても
哀しくても
楽しくても
悔しくても

その顔
俯いて隠してたら

もったいないよ

誰かの顔も見えないままだし

自分の顔誤解されてしまうから


上を向いて歩こう

困難でも
怖くっても
冒険だよ
発見だよ

その道
俯いて歩いてたら

もったいないよ

歩いた道も知らないままだし

自分の影しか目に映らないよ


上を向いて歩こうよ

そこに何かが見えるから

上を向いていこうよ

この道越えてその向こうへさ
2006.11.11 Sat l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
かつて
ふたりが交わした恋は
まるで
口の中でいつまでも
溶けてなくならない
飴玉だった

甘くて
まるくて
なめらかな

でも
甘いだけで

飢えは満たせず
時に邪魔で
喉を塞いだ

吐き出すように
あの恋を
捨ててしまったふたり

溶けてなくなる
束の間の恋の中

ときおり
あの飢餓感を
思い出す

あの
幸福な甘さを

思い出す


(2005/10/13)



2006.11.11 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top
本当は言いたくないことも
本当に言いたいことも
口にするのは難しい

だって
全ては伝わらない

だって
受け入れられるとは限らない


そっと離れられてしまったら
そっぽ向かれてしまったら
口にするのは恐ろしい

だって
分かってもらいたい

だって
それを望んで言うわけじゃない


言葉は取り戻せたりしないから

口にするのは難しい


だけど
言いたい言葉があって
伝えたい気持ちがあって
口にしないのはもどかしい

だから

言うというのは勇気がいるけど
口にするのを諦めないで

伝えるために言葉は生まれた
2006.11.10 Fri l 花膳 l コメント (4) トラックバック (0) l top
ふだんなら
机に向かってる時間に
外に出て
お買い物してたりする

いつもなら
窓の外眺めてるのに
外に出て
散歩してたりする

なんでもない一日だけど
ちょっと特別

なんともない一日だけど
ちょっと不思議

ほんとなら
仕事してる日なのに
外に出て
のんびりとしてたりする

そんな一日
2006.11.10 Fri l 日々の罅 l コメント (0) トラックバック (0) l top
なんでもないこと

どうでもいいこと

だけど

あなたに話したいこと


なんともないこと

どうにもならないこと

だけど

あなたに聞いて欲しいこと


抑えきれないこと

あふれだしちゃうこと

だから

あなたに伝えたいこと


教えきれないこと

あまり意味のないこと

だけど

あなたに分かって欲しいこと


口にするから

声に出すから

少し耳を傾けて


口にしたなら

声に出したら

相槌を打って欲しい


聞こえていること

会話であること

それを

示して欲しいから

2006.11.09 Thu l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
光溢れる階段に

木の葉が蒼く映り込む

高く孤独な小窓から

冬の太陽が降り注ぐ

静かに歪んだ階段で

光の粒子が舞い踊り

窓の向こうを横切った

鳥の羽音が駆け上がる

華奢な手摺りは折れ曲がり

朝の匂いを漂わせ

踊り場の隅に佇んだ

爪先立ちの夜を呼ぶ

夢の足音が段を踏む

光溢れる階段は

忘れ去られた絵のように

孤高の顔で澄ましてた


2006.11.09 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
あたしたちの旅は
あてもなく
はてもなく
どこまでも
いつまでも
続いてく

風が吹くから流されて
雨が降るから留まって
月が昇れば月の道
星が降るなら尾に乗って


あたしたちの旅は
あてどなく
とめどなく
どこまでも
いつまでも
続いてく

船があるから海へ行き
駅があるから汽車に乗り
雲が浮かべば雲の舟
何もなければこの足で


あたしたちは旅を
あるがまま
なすがまま
どこまでも
いつまでも
続けてく
2006.11.08 Wed l 花膳 l コメント (4) トラックバック (0) l top
澄んだ空気の中で
寒いねと
きみが呟いた声が聞こえる
落ち葉を踏む音にまぎれて
指に息を吹きかけている

見上げた空から
舞い落ちてくる
色とりどりの木の葉と
光の粒
受け止めるように広げた腕で
冬の気配を抱きしめて
きみは少し微笑んだ


冷たい指先からめ
寒いねと
きみは笑って握り締める
降り注ぐ陽射しにまぎれて
二人の指が熱を分け合う

見上げた空から
舞い降りてくる
雲の変じた羽と
光の粒
受け止めるように閉じた瞼で
冬の気配を感じ取り
きみは少し微笑んだ


肩が触れるほど近づいて
寒いねと
僕たちは笑って囁きあう
木枯らしのいたずらにまぎれて
頬にそっと唇で触れる

見上げた空へと
舞い上がっていく
交し合った視線と
言葉の粒
解き放すように開いた唇で
恋の気配を羽ばたかせ
きみと少し微笑んだ
2006.11.08 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
誰もいない
海辺の町

夜が行って
朝が来ても
目覚めの歌が
打ち寄せても
誰もいない
海辺の町

貝の殻が
砕けて散って
辺りを白く
埋め尽くしても
誰も見ない
光の町

潮騒が
寄せて返して
松を渡る
風が吹いても
誰も聞かぬ
静かの町
2006.11.07 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
冬が来たよと告げるように
ぱきっと空気が乾いて光る
手足の温もり攫っていくから
風から隠れて歩いていこう

寒くなるよと歌うように
ひやりと空気が凍えて笑う
空にはゆっくり流れる雲
小さな影を落としていくよ

風邪を引くよと誘うように
するりと空気が忍んで触れる
甘いお茶の熱さと湯気で
身体の芯から温めていこう

2006.11.07 Tue l 日々の罅 l コメント (2) トラックバック (0) l top
骨が軋んでも

肉が爛れても

血が沸きあがっても

この身体は

わたしのもの

この痛みは

わたしのもの


手放せないのならば

いっそ抱きしめよう


両の手で抱え込むように

眠りを欲する胎児のように
2006.11.06 Mon l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
約束なんて要らない
契約なんて欲しくない
ただ
あなたといたいだけ

束縛なんて要らない
警告なんて欲しくない
ただ
わたしでいたいだけ

それだけなのに
難しいのね


単純だって構わない
純粋なんてなくていい
ただ
あなたといたいだけ

絶望だって構わない
従順なんてなくていい
ただ
わたしでいたいだけ

それだけなのよ
簡単でしょう
2006.11.06 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
誕生日おめでとうと

言える相手がいること

誕生日おめでとうと

贈る言葉があること

誕生日おめでとう

君と知り合えたことに感謝を

君と培った年月に感謝を

仲のいい友達のような

鏡写しの自分のような

君に
2006.11.05 Sun l 日々の罅 l コメント (2) トラックバック (0) l top
欲しいものがあるんです
手に入りにくいものなんです
どんなに高価な石よりも
どんなに美味しい酒よりも
欲しいものがあるんです

願うものがあるんです
手に入れにくいものなんです
どんなに優しい人よりも
どんなに楽しい歌よりも
願うものがあるんです

お金をいくら積んだって
大声あげて泣いたって
それは
手には出来なくて

お金をいくら積まれても
大声あげて泣かれても
それは
諦めきれなくて

欲しいものがあるんです
自分の力で
掴むんです


(2005/10/07)
2006.11.05 Sun l 月々 l コメント (3) トラックバック (0) l top
あたし
口の中放り込まれたガム
ぐちゃぐちゃのめためた
噛み砕かれて
身ぐるみ剥がれる

あたし
口の中翻弄されるガム
ぐにゃぐにゃのめれめれ
もみくちゃにされて
かたちをなくす

話しかけないで
口の中のガムだから

あたし
口の中いつまでもガム
ぐでぐでのへろへろ
味がなくなる前に
吐き出してよ早く

ああ

でもまだ
目的地は遠い
2006.11.04 Sat l 日々の罅 l コメント (0) トラックバック (0) l top
朝に忘れ去られた
暗闇の中で
甘く絡み合う
濡れた身体を
重ね合わせて
粘つく闇に
香りを満たす
ふたりを隔てていたものは
とうに溶けてしまった

どんな運命に揺さぶられても
声を上げたりはしない
互いのすべてを攫めとって
二度ともう離れない
触れ合う音だけが
世界の内側で
静かに響く

丸い朝日が覗いても
もう遅い

私たちは底に沈んだ
二粒のDROPS


(2005/10/06)
2006.11.04 Sat l 月々 l コメント (7) トラックバック (0) l top
知らない街の中
知らない人の波を
当たり前の顔して歩く
もう何年も
住んでるように
生まれてずっと
暮らしたように

日用品を買ってみたり
公園のベンチ座ってみたり
人待ち顔をしてみたり
迷っても動揺隠したり

今日の私は
知らない街の住人
2006.11.03 Fri l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
しあわせになろう

しあわせになるのに
権利も資格も
必要ないよ

きみのしあわせが
誰かの不幸であっても

きみのしあわせが
人には不幸に見えても

きみは選んでいいんだ
しあわせと思えるものを

しあわせであるのに
基準も規則も
存在しないよ

どんなひとでも
しあわせを探していいよ

どんなひとでも
しあわせを求めていいよ

生きていくんだもの
しあわせを選んでこうよ

しあわせになろうよ


(2005/10/03)
2006.11.03 Fri l 月々 l コメント (2) トラックバック (0) l top
なにもかも
人のせいにして
だれもかも
被害者の振りして
それで
安心してる

なにもかも
責任転嫁して
だれもかも
傷付いた顔して
それで
ほくそえんでる

それで
満足?

なにもかも
ひとりで負わなくていいし
だれもかも
ひとりで苦しまなくていい
だから
気付こうよ

そこに
何があるか
2006.11.02 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
信号待ちの魚たち
群れをなして
狭い空間の中
逃げ出そうと
見上げてる

一人になるのは怖いのに
窮屈に押し込まれた中で
酸素不足のように
息を吐く


自由気ままな魚たち
群れをなして
てんでばらばらに
動き出そうと
もがいてる

流れに逆らうのは怖いのに
つくられた水路の中
迷宮に入り込んで
彷徨った


ビルに囲まれた水槽の中
身を守る鱗光らせ
群れをなす魚
目指す場所も愛する人も
何もかも違うのに
群れをなす魚


小魚の群れに
別れを告げて
一人きり
泳いでいく


街に溢れる魚たち
群れをなして
急ぐ日々の中
追われるように
泳いでる

一人きりは怖いけど
限りある水だったとしても
水槽の外へと
泳いでく

2006.11.02 Thu l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
カレンダーはぐって

新しい月に挨拶

残り少ない枚数の

頼りなく多忙な数字

年賀状は発売

クリスマスの賑わい

急かされてるのは人々

今月を飛び越えていく

待ち合わせなら5分前

テストならば一夜漬け

早めの行動は大事

だけどまだ早い

今月はまだ一歩目
2006.11.01 Wed l 花膳 l コメント (4) トラックバック (0) l top
夜の帳が上がる
紺青色の世界
傾きかけた月が
ゆっくりと光度を落とす
滴り落ちた雫は
乳白色の真珠
ひとりきりの私は
冷たいベランダの上
落ちてくる真珠を
飲み込んで魚に変わる

深い蒼が滲む
夜明け前の世界
まだ目覚めぬ暁が
睫毛を震わせて光る
広がっていく光は
天を目指す泡沫
ひとりきりの私は
冷たいベランダの上
浮かんでいく吐息を
追いかけて魚に変わる

音を立てて変わる
光射し込む世界
取り払われた夜の
去っていく水の気配
白んでいく空は
夢の終わりを告げて
ひとりきりの私は
冷たいベランダの上
始まっていく時間へ
飛び出して人に変わる
2006.11.01 Wed l 花膳 l コメント (5) トラックバック (0) l top