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ユニコーンの鬣のような

白い雲が浮かぶ

混じりけのない蒼の中


腕を伸ばした私の前を

擦り抜けてしまうだろう

ほどけて消えていく姿は

遠ざかって行く聖獣に似ていた


確かに一度は

私の傍らにいたことのある

不思議な感覚に良く似ていた


けれどそれは今も

ときおり

大気の中に溶けて

私の前に現れては消える
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2006.09.28 Thu l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
金色の野原を風が吹く

黄金の稲穂が風にそよぐ

金木犀の花が風に匂う

金の公孫樹を風が舞わせて

金色のセイタカアワダチソウが風に揺れる

金糸雀が風に合わせて鳴く

金烏は柔らかく風をあたため

金星が風の向こうで揺らめく

金平糖のような星々を風がくすぐり

白金の満月に風が調和する


秋色の気配を

風が金色に染めていく


41:金風
2006.09.28 Thu l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top