FC2ブログ
まだ灯らぬ提灯の
背後を流れる入道雲
眩いばかりの青空に
自己主張の陽射しは強い

音を立てて崩れる
塗りたての日焼け止め
流れるよりも早く
蒸発した汗が
目の前で陽炎になる

祭囃子はまだ


子どもたちははしゃぎ
浴衣の裾をひらめかす
眩いばかりの幼さに
少し和らぐ陽射しが注ぐ

音を立てて砕ける
白く涼しい欠片は
鮮やかな蜜の下で
緩やかに溶けて
目の前で涼風を生む

喧騒と囃子の中


太陽は意地悪な速度
落ちていくよりも早く
提灯は灯されていく
温さを帯びた風が過ぎる

音を立てて流れる
祭りの進行は無縁
薄く刷く雲の向こう
傍観の月が
ゆっくりと目覚める

祭囃子のあとで
スポンサーサイト



2006.07.01 Sat l 日々の罅 l コメント (2) トラックバック (0) l top
この恋を成仏させることにしました
いつまでも留めておいてはいけないから
恋の抜け殻は墓に埋めて
恋した気持ちは昇華させて
新しい想いに生まれ変わるまで

時折思い出しては
この恋の正しさを
この恋の間違いを
見つめてみたりもしたけれど
それも今日で終わりにします

胸の中
巣喰ってしまうその前に

手向けの花は要りません
悔やむ言葉も要りません
ただ
ほんの時折
そういう恋もあったと
あなたも懐かしんでくれるなら

この恋は成仏させることにしました
いつまでも留めておいても生きてないから

生まれ変わった新しい心が
胸の中
救ってくれるように



                      (2005/06/01)
2006.07.01 Sat l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top