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雨上がり
空気はまるくて
やわらかい

水溜り
蹴立てて走れば
あたたかい

まるでそう
とろみを帯びた
水の中

中空に
浮かんだ泡に
よく似てる

わずかなる
抵抗とともに
匂いたつ

甘やかな
質量のある
花の風


風薫る
五月の午後の
雨上がり
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2006.05.10 Wed l 日々の罅 l コメント (4) トラックバック (0) l top
此処に足を踏み入れたならば
此の泥濘に身を沈める覚悟である
神為らぬ身で世界を手織る
我が両の手だけを残し居て

彼の人は吾子
彼の地は我が胎内
生まれ出づる時間の流れをば
平面なる場所へと誘う
彼れに見ゆる行く末は
其れに見ゆる来し方は
我が脳内をば凌駕して
此の場所へと散見す
立ち居る哲学の覇者も
世界を席捲した王者も
我が技量なぞ叩打して
縦横無尽に飛翔する
嗚呼
其れが
我ら戯作者の歓喜と苦悩

麻薬の様な汚穢よ
媚薬の様な甘美よ
其の誘惑にて
我が身を縛る此の世界よ

抜け出すことは叶わぬと
脱け出ることは敵わぬと
吾は疾うに覚悟をば決めた
我が身朽ち果てるまで
新たなる世界を生み出さん
手段を変えても
其は不変為り


                  (2005/03/29)

2006.05.10 Wed l 月々 l コメント (0) トラックバック (0) l top