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世界は
女の子が作る
虹色のシャボンの玉の中

世界は
男の子が積んだ
角砂糖の階段の上

世界は
恋人たちが交わす
虚偽と真実の睦言の狭間

世界は
空から零れ落ちる
一粒の雨

世界は
音を立てて開く
一輪の花

世界は
この指先から
生まれる

世界は
この眼差しから
始まる

世界は
ただ一拍の鼓動から

世界は
ただ一息の吐息から


そして
世界は

いくつも生まれ
いくつも消えて

いくつも始まり
いくつも終わる

この世界の中で

この世界の外で

あるいはどこかで
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2006.03.15 Wed l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
翠玉の蛇に咬まれ
滴り落ちる紅玉
堕ちて砕けて
飛び散って
碧玉の瞳に
飛び込んで融ける

世界は紗幕の向こう
紅緋の濃淡

手にした金剛石の剣で
金銀の猫目を貫いた
指に残った真珠の牙も
最後の抵抗を示して抜ける

振るった剣から
柘榴のように散らばる珠
あちらこちらで火種と転じ
紅蓮の炎が世界を包む

藍玉の魚は橄欖の森を惑い
翡翠が青金の沼に沈む
世界と視界は交じり合い
紫水晶の色合いで嘆く

斬れずに残った漂う煙が
紗幕のかかる瞳に染みる
蛋白石の鱗の如く
覆ったものが綺麗に落ちた

あとに残るは灰ばかり
2006.03.15 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top