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というわけで。
新しいカテゴリを作ってみました。
『月々』です。

ブログで詩を書き始めてからこちら、数え切れないほどの(数えるのが面倒(笑))詩を書いてきました。
字数にして二十万字(笑)

当然、始めの頃のものなんて、今以上に人の目に触れません。
それもまた時間の流れの中では仕方のないものなのですが、もったいない(笑)
そう、もったいないのです。

自分の才能を過信しているわけでは断じてありませんが、私は自分スキーです(笑)

過去の自分を振り返るためにも、どんなものを書き、どんなものを好むのかを、知っていただくためにも、便利なのではないかと思うのです。

ここのところ、言葉を綴る余裕がないような気がします。
なんとなく。
非常になんとなくですが。
それもあって、かつての自分たちに会おうかと。

少しずつ増やしていきますので、これも良かったら見てやって下さいましv

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2006.03.31 Fri l 瞑想迷走 l コメント (7) トラックバック (0) l top
お気に入りの場所
帰り際
立ち寄った

小学校と中学校の上
団地の端

公園というにはお粗末
下生えだけの広場
だけど春には
万朶の桜が咲いている

ひっそりと
ゆったりと
時間が流れてく

あたしは一人
車を降りて
降り注ぐ
光と花を受け止める


秘密にも近い場所
帰りがけ
立ち寄った

知るのはご近所と児童生徒
それから卒業生

声高に教えるには地味目で
知る人ぞ知るような場所
だけど春には
辺りが桜に覆われる

泰然と
悠然と
時間が流れていく

歳月重ねた
老夫婦が座って
穏やかな顔で
夕桜が降るのを見てる


夕暮れの桜の下
キーを廻して
あたしは家路に着く

また来年
あたしは一人
ここに来る
きっと

桜と時間の待つ場所へ
2006.03.31 Fri l 花膳 l コメント (4) トラックバック (0) l top
やり残したことはありませんか
し損ねたことはないですか

今日で終わります
週明けはもう新しいのです

慌てないように
困らないように
今のうちに

でもまあ
新年度に入ってからでも
意外となんとかなるものですが

今のうちにやっておけば
それなりに気持ちよく
新たなスタートを切れたりするものです

まとめ損ねはありませんか
片付けることはないですか
これも一つの区切りです
2006.03.31 Fri l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
これはこれは

二度とおいでにならないものと
思ってましたが

大抵は二度とおいでになれないもの

よほど
想いがお強いと見える

本日は何をお求めで

ははあなるほど
うってつけのものがございます


綺麗でしょう
桜の精霊ごと漬けたお酒ですよ

こんな黄昏の町でも
光源の乏しい店内でも

ほんのりと淡く光る
そう夜光る桜のように

世知辛い流れの中で
この桜は伐られましたが

このように美しいお酒となって
眠っているのです

貴女のような方を待つために


口に含めば薫り立ち
眼前に花開くでしょう

たちまち虜となり
絡め取られてしまうほどに


だが
飲ませすぎは禁物

これは桜のお酒
飲みすぎれば誘われて

花に埋もれ根に絡まれ
土の中に眠るのは必定

桜の下に眠る屍となるでしょう


それでも良いと仰られるならば
どうぞお持ちなさい


ええ

ちょうど二人分入ってございますよ
2006.03.30 Thu l 黄昏通り l コメント (3) トラックバック (0) l top
風が強いので

春の花たちが

飛ばされていく

そこらじゅうを

軽やかな色と

甘やかな薫りで

埋め尽くして


陶酔するような

花の乱舞に

眩惑されて

あなたの姿も

見えなくなる


風が強いので

春の花たちは

散り散りになる

そこらじゅうを

鮮やかな色と

艶やかな薫りで

満たし尽くして


惑溺するような

花の円舞に

魅了されて

あなたの声も

聴こえなくなる


風があまりに強いので

春の花とあなたは

舞い上がっていく

そこらじゅうを

とりどりの色と

さまざまの薫りで

覆い尽くして


耽溺するような

恋の輪舞に

翻弄されて

わたしの心は

捕らえられた







2006.03.30 Thu l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
お花見に行こう

手を繋いで

お弁当とお茶を詰めた

バスケット片手に


桜見に行こう

仲良く並んで

降り頻る花びらを

競って受け止めよう


柔らかな下草の上

寝転んで

花霞越しに

青い空見上げたり


いっぱいに広がる花びら

掬い取って

互いの頭の上

笑いながら降りかけてみたり


お花見に行こう

きみとふたり
2006.03.29 Wed l 花膳 l コメント (4) トラックバック (0) l top
静謐な夜が
指の先に沁み込んで
書きかけの手紙の
ペン先に滲む

空を切り裂く
線のような月が
細い窓越しに
言葉を照らす

闇に解けていく
綴った文字列
蒼いインクは
寡黙の涙を流す

星が映り込む
幾つもの爪の先で
途切れたままの
便箋を切り裂き

ざわめきの風に
春雪の如く散らし
夜桜の吹雪と
混じりあうのを追う

静謐の夜は
心に沁み込んで
書かれた手紙は
日の目を見ない

それでもまた
今宵も綴る
夜が引き出した
想いのままを
2006.03.29 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
新しい橋を架ける

繋がる先は誰にも秘密

この大きな河の向こうに

目指す場所があるのだと

それだけ教えてあげよう


新しい橋を架ける

今までの道は遠回り過ぎた

この急流の河の向こうに

行きたい場所があるのだと

それだけ耳打ちしてあげよう


たくさんの私が

遠回りをした

たくさんの私が

濁流に消えた


だから

新しい橋を架ける

あの河の向こうに

たどり着くために


新しい橋を渡る

行き着く先は誰にも内緒

この大きな河の向こうで

会いたいものがあるのだと

それだけ明かしてあげよう


そして

あなたを置いて

私は橋を渡ろう
2006.03.28 Tue l 花膳 l コメント (3) トラックバック (0) l top
手にしたものを
二度と離さない
そんなことは
できはしない

何とひきかえにしても
何を犠牲にしても
そんなことは
できはしない

だから
その手を離して

零れ落ちたものならば
拾い集めればいい

砕け散ったものならば
掻き集めればいい

愛する人の手ならば
そばにあると信じて

勝ち取った栄誉ならば
惜しまぬ努力を続けて


手にしたものは
いつか離れていく
どんなものでも
いずれ離してしまう

それを嘆いても
それを悔やんでも
どんなものでも
いつか離してしまう

だから
その手を離して

失くしてしまったものならば
探し出せばいい

忘れてしまったものならば
思い出せばいい

夢見た希望の光なら
目を凝らして見つめて

積み重ねてきた時間なら
連なっていると信じて


そして
その手を離して

新しい何かを

失った何かを

また掴み取っていけばいい


2006.03.28 Tue l 花膳 l コメント (3) トラックバック (0) l top
たくさんの人がいて
たくさんの恋があって

一緒に歩んだり
途中で別れたり
あるいは
最初からすれ違うこともある

どんなかたちで
恋が終わったとしても

どんな結末を
二人が選んだとしても

それは
どれだって
当たり前のこと


別れる恋なら
違える道なら
最初から
出会わなければ良かった

なんてこと

ありはしない


どれだって
当たり前のこと


歩き出すための第一歩
踏み出す場所に悩んでも
一度上げた足は
どこかへとおろすもの

今まで起きたことは
もう戻りはしないし

後悔なんて
したところで意味がない


その足で次はどこに向かうか


道標にはなりはしないけど
案内人にはなれないけど

振り上げた足の先に迷うなら
一度座り込んで
他愛ない話をしよう

それだって
よくあること

そしてまた
歩き出せばいい
2006.03.27 Mon l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
地球が揺れて

あたしが震えた

心も揺れて

指先が振れた


そんなふうに


この大きな星と

この小さなあたしが

繋がって

等しく揺れる


ひとつの

生命のように



2006.03.27 Mon l 日々の罅 l コメント (4) トラックバック (0) l top
あなたが結婚したって

風の噂で聞いた

酷い人ね

直接言ってくれたなら

裏表も下心も

見せない笑顔で

おめでとうって言ったのに


一番でいたつもりで

本当は遠かったね

恋人じゃなかった

ただの同志でいたから



とてもきれいな人だって

世間話で聞いた

そんなものね

見た目よりも中身だよって

セリフの価値なんて

もちろん中身も

素敵な人かもしれなくても


一度だけキスした

そんなこともあったね

恋人じゃなかった

ただの友達だったね



あなたが結婚したって

風の噂で聞いた

あの頃少し

好きだったんだよって

裏表のない本音を

泣かない笑顔で

私も風に飛ばしてみせたよ
2006.03.26 Sun l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
私はあなたの人生のほとんどを知らない

あなたは私のことをほとんど覚えていない

だけど愛しています


私と同じ学校へ通った

その昔は裕福だった

若くして夫と死に別れた

母たちを育ててきた

気の強かったあなた


丸まって眠る

甘いものが好きで

食欲の衰えない

耳も目も自由の利かない

今でも気は強いあなた


違う世界を見ている

違う次元を彷徨う

小さく細いあなた


お誕生日おめでとう

あなたの今日を祝えることを

私はとても嬉しく思う


お誕生日おめでとう

来年の今日も祝えることを

私は心から切に願う


九十六歳の祖母へ

あなたが私を忘れきってしまっても


どうか生きていてください

元気で
2006.03.25 Sat l 日々の罅 l コメント (2) トラックバック (0) l top
あたしがここにいる理由
あなたの隣にいる訳

そんなもの要らないでしょう
あたしがここにいたいだけ
あなたがあたしを求めてるだけ

理由なんて必要ないし
言葉になんて出来ないの

そんなこと大事じゃないの
あたしがここにいたいだけ
あなたをあたしが求めてるだけ

抱きしめてあげる
抱きしめていてよ

優しいキスをあげる
優しく愛撫して

指先を絡め合わせて
舌の先まで溶け合って

もつれ合って絡み合って
解けなくなるほどに

あたしがここにいる理由
あなたの傍らにいる訳

そんなもの要らないでしょう
どんなに蕩け合っても
あたしとあなたは違うから

ただそれだけよ
簡単なこと
2006.03.24 Fri l 連玉結 l コメント (4) トラックバック (0) l top
遠くで誰かが呼んでる

あたしの名前

可聴音じゃない

心が感じる声で


どこかであなたが呼んでる

あたしの名前

忘れてしまっていても

心で刻んだ声で


遠い誰かも

はるかなあなたも

あたしなんて呼んでない


あたしの心が生み出した

あたしの記憶が呟いた

誰かの声があたしを呼ぶ


求めて欲しいと願っていた

応えて欲しいと祈っていた

あたしの思いがあたしを呼ぶ


呼んでください

あたしの名前を


誰かどこかで
2006.03.24 Fri l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
虚言だと言われたって

妄想だと笑われたって


唇に乗せる

言葉にしてしまうの


誰にも見える

言葉にしてしまうの


どんな夢も

どんな恋も

行方も未来も


選びとるため

掴みとるため

声に出してみるの

書き綴ってみるの


なりたいものを

やりたいことを

言葉にして

世界に宣言するの

声高らかに


言葉に力があるように

言葉に力を込めるの


あたしの明日は

あたしの未来は

踏み出す一歩は


あたしが決める


2006.03.23 Thu l 花膳 l コメント (5) トラックバック (0) l top

目が覚めて
カーテン越しに
いい天気なのが
分かったら

ぐずぐず寝てないで
出かけよう

仲良しのあの子も
大好きなあなたも

あとからおいで


さあ
新しい一日
庭木が芽吹いて
誘いかけてるのに
気付いたら

大きく伸びをして
出かけよう

薫り高いお茶と
手作りのお菓子で

あとでお茶しよう


春の散歩道
せっかくのお休み

出かけようよ

いいお天気


2006.03.23 Thu l 花膳 l コメント (4) トラックバック (0) l top
そこにあるもの

それを夢と言うのなら

私は確かに

夢を見てた


抱かれてる間

感じたぬくもりを

愛と呼ぶのなら

私は確かに

愛を手にしてた


そして

頬を伝うものを

涙と言うならば

私は泣いたりしない


笑って見送ろう

涙を見せなければ

哀しくないのだと言うのなら


この手を振り解こう

ぬくもりがなくても

愛と呼べるものがあるのなら


手に取って見せよう

絵空事もまた

そこにあることでかたちになるなら


2006.03.22 Wed l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
世の中は時折
思い出したように
手のひらを返す

素っ気ない冷たさで
春色の服を
濡らしていく

容赦ない表情で
桜色の花を
溶かしていく

空と街の境目がない
花曇りの昼


日常は時折
思い出したように
人を突き放す

味気ない毎日を
銀色の雨で
縫い付けていく

残酷な表情で
桜色の唇を
ほどいていく

夢と現の境目のない
花曇りの昼
2006.03.22 Wed l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
誰もいない公園の
桜吹雪の中
きみと笑った

追い掛けても
擦り抜けてく
花びらときみ

気ままに優雅に
僕の心
掻き乱してくんだ


遠くで鶯が囀って
今年最初の春を告げてる

競うように
ブランコ揺らした
花の中の笑顔

傍らの僕と遥かの町
桜色に
染め上げてくんだ


仰ぎ見た青空は
手を伸ばせば触れられるけど

横で笑うきみは
揶揄うようにキスを逃げるね


誰もいない公園で
月夜桜の中
きみと笑った

抱きしめても
擦り抜けてく
花びらときみ

気まぐれで自由な
春の夜を
駆け抜けてくんだ
2006.03.21 Tue l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
非常ベルが鳴り響く
防火扉は閉ざされる
階数表示のない階段を
駆け下りていくあたしの足音

踊り場ごとにたたらを踏んで
墜落のように駆け下りて
終わりの気配のない階段を
転げ落ちてくあたしの心音

急かされるように一段降りて
踏み外すようにまた一段
ひたすら続いていく階段を
それでも降りてくあたしの呼吸音

非常ベルが鳴り響く
壁と手すりにこだまして
非常ベルは鳴り響く
あたしの音を掻き消して

それでもあたしは降りていく
出口はないと知りながら

それでもあたしは堕ちていく
行き場はないと知ってても
2006.03.20 Mon l 花膳 l コメント (8) トラックバック (0) l top
手の届かない場所に
離れていってしまったものを
諦めきれずにいられるのかな

宇宙の果てにまで
遠ざかってしまったものを
取り戻そうと頑張れるのかな

今ただ言えることは
それでもなお
いとおしい
それだけ

抱きしめておかなかった

朝日が浚った闇夜のように
跡形もなくなったもの

愛しさだけ残して


聳え立つほどの壁に
阻まれて消えてしまったものを
なかったことにしてしまえるかな

底が見えないほどの沼に
引きずり込まれて沈んだものを
見なかった振りしてられるのかな

今ただ想うことは
諦念と悔悟の
くるおしさ
それだけ

握り締めておかなかった

嵐が攫った手紙のように
どこかへ消え去ったもの

哀しみだけ残して


胸に空虚の穴を残して
いってしまったものたちを

届かぬ腕(かいな)を振り上げながら
掴もうと足掻く


諦めきれなかったことを
諦めることなんてできるのかな

悔やんでしまったことを
悔やむことなんてできるのかな

今ただ言えるのは
無様な己すら
愛してる
それだけ



2006.03.20 Mon l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
涙が出るほど甘いお菓子を
頬張って咀嚼して

笑い出すほど甘いお菓子を
じっくりゆっくり味わった

そんな恋


痺れるほどに甘いお菓子を
頑張って嚥下して

麻薬のような甘いお菓子を
貪るように味わった

そんな恋


甘くコーティングされたお菓子は
本当は
甘くなかったのだとしても

べたつく甘さのその下に
本当は
苦さや辛さが潜んでいたとしても


蕩けるほどに甘いお菓子を
切望し渇望した

あたしを甘く蕩かすような
あなたを望み求めていた

そんな恋




2006.03.19 Sun l 花膳 l コメント (4) トラックバック (0) l top
細かい細かい雨の粒

あたしに降り注ぐ

ダイヤの粉を散りばめたように

水晶の欠片まとったように

あたしも世界もきらきら光る


あなたの優しい手のひらは

もうあたしの髪を撫でない

力強い腕さえももう

あたしの身体を包まない


だからあたしは輝いたまま

吹きっさらしの世界の中を

だからあたしは煌めいたまま

濡れそぼった世界の中を


歩いていける

歩いていくの


細かい細かい雨の粒

あたしに降り注ぐ


家に帰って乾いたタオルで

火傷するほど熱々のお茶で

自分で自分を暖めるまで


あたしはきらきら
2006.03.18 Sat l 花膳 l コメント (3) トラックバック (0) l top
菜の花に隠れた
白い蝶を追った
春風が優しく
雲のない青空を
通り過ぎてく

開き始めた桜
枝先で微笑んでた
ひだまりの下には
小さな花々

歩いていこう
どこまでも

きみに春を伝えに


上着なんて脱いで
窓ならば開け放そう
春風がふわりと
眠たげな街並みを
包み込んでた

立ち止まった人が
空を見て微笑んでた
木漏れ日の下には
まどろんだ仔猫

歩いていこう
どこまでも

誰かに春を告げに


空を横切るツバメ
どこかの軒先で鳴く
春風は柔らかに
青を映す田んぼを
揺らしていく

芽吹き始めた草が
鮮やかにに微笑んでた
太陽の下には
幾つもの誕生

歩いていこう
どこまでも

世界に春を歌いに


歩いていこう
どこまでも

全てに優しくなれる

世界に微笑みを
2006.03.17 Fri l 花膳 l コメント (0) トラックバック (0) l top
きみがあたためている
そのタマゴ
大事に持って
巣立っていこう

きみはまだ小さな雛鳥
だけどももう
自分の力で
羽ばたいていける

着つづけていた産毛を脱ぎ捨て
守られていた巣箱を去るんだ


夢や希望を抱きつづけて
いつか孵化するその日まで
大事に持って
歩いていこう

きみはまだ小さな雛鳥
だけどもう
目指した場所へ
羽ばたいていける

一緒に過ごした仲間にさよなら
いつかまたどこかの空で


2006.03.17 Fri l 花膳 l コメント (6) トラックバック (0) l top
こちらに越してきて、まだひと月足らず。
まだまだ不慣れですが、これからもここで続けていけそうな気がする今日この頃です。

ところで、ブログランキングに参加しております。
「FC2ブログランキング」と「人気blogランキング」、です。
皆様、お優しいので、ぽちっとぽちっと押してくださるらしく。
FC2の方で、上位に食い込んでます。先日は、短時間ながら首位獲得させていただきました。
我ながら、うっそだぁ、と思っちゃうくらいです(笑)

本当に、ありがとうございます。
皆さんがいてくれるというだけでも励みになりますのに、これはさらに励みになります。


と、こんなことを書くと、押してくれ、と言わんばかりのようですが(いや、もちろん押していただけたら嬉しいですけど)、気に入って下さったらでいいんです。
たとえば、今日の作品はツボだった、とか。
割と、好みかも、とか。
まあ、或いは、こんなところよりもいいところ探してみようかな、という場合の手段としても使えます(笑)

お礼の言葉を一言申し上げたくて、書いてみました。

…でも、なんだかやっぱりあざとい感じがするので、数日載せて、その後削除しようかとも思います(笑)
2006.03.16 Thu l 瞑想迷走 l コメント (2) トラックバック (0) l top
目が乾いたので
瞳を閉じて
指先をあてた

悲しくもないのに
嬉しくもないのに
溢れ出る涙が
心地よかった

泣けなくなっちゃったね
いつからか

声を殺すつらささえ
忘れちゃうほど


心が渇いたので
瞳を閉じて
胸に手を当てた

なんてことないのに
なにごともないのに
溢れ出る想いが
さざなみを立てた

疲れきってたんだね
いつのまに

漫然と死んでくことに
気付かないほど


自分で
自分のこと
抱きしめたいよ

たまには
泣いていいよ
そう言って



洗い流してくれるから
満たしてくれるから

たまには
泣いてもいいんだよ


誰にも
そう言ってくれる
抱きしめてくれる

そんな誰かがいるといいのに
2006.03.16 Thu l 花膳 l コメント (4) トラックバック (0) l top
いつかまた
あの桜を見に行こう
あの時ふたりきりで見た

僕らはふたり
幼くて
互いの手だけが
頼りだったね

僕らはふたり
小さくて
世界はとても
果てしなかったね

そのくせ
溢れんばかりの
好奇心と冒険心で
僕ら
あの山を目指したんだよ


いつかまた
あの桜に会いに行こう
きみとふたりきりで見た

迷い込んだ森
怖かったね
互いの手だけが
味方だった

燃え尽きた夕日
消え去って
世界は急に
膨らんでったね

そのくせ
あたたかさとやわらかさで
世界は
僕らふたりを包んだんだよ


月もない夜に
ふたりきりで見た
あの桜

顔も見えない
ふたりの前に咲く
あの桜


いつかまた
あの桜に会いに行こう

幼い僕らが
あの夜の中
桜の下で
迷子になっているから


いつかまた
あの桜を見に行こう

幼いふたり
大人になった
桜の下で
互いの手を繋ごうよ

2006.03.16 Thu l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top
世界は
女の子が作る
虹色のシャボンの玉の中

世界は
男の子が積んだ
角砂糖の階段の上

世界は
恋人たちが交わす
虚偽と真実の睦言の狭間

世界は
空から零れ落ちる
一粒の雨

世界は
音を立てて開く
一輪の花

世界は
この指先から
生まれる

世界は
この眼差しから
始まる

世界は
ただ一拍の鼓動から

世界は
ただ一息の吐息から


そして
世界は

いくつも生まれ
いくつも消えて

いくつも始まり
いくつも終わる

この世界の中で

この世界の外で

あるいはどこかで
2006.03.15 Wed l 花膳 l コメント (2) トラックバック (0) l top