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毎年参加させていただいている、詩人たちの詩人たちによる詩人たちのための祭典。

http://toshikoshi.blog8.fc2.com/

開催期間は12/26~12/31です。
私も参加します。

今のところ、まだ、どれを出品するか決めてないのですが、良かったら見にいらしてください。
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2010.12.31 Fri l 日々の罅 l コメント (0) トラックバック (0) l top
緩やかに消えていく
体温のような
記憶のような

緩やかに止まっていく
鼓動のような
時間のような

すり抜けていくものを
抱きしめて離したくない

このままずっと
ともにいられたら
2009.11.02 Mon l 日々の罅 l コメント (0) トラックバック (0) l top
いつもありがとう
隠れた言葉だから
返し方に悩んでしまうけど
いつもありがとう
あなたの言葉が宝です

乾いた土に染み込む水や
花を開かせる朝日のように

三時のお茶の甘い匂いや
月夜の弱いお酒のように

いつもありがとう
嬉しい言葉だから
大事に読ませてもらってます
いつもありがとう
あなたの存在が宝です
2009.06.15 Mon l 日々の罅 l コメント (0) トラックバック (0) l top
身動きが取れなくなった場所で
ただひたすらに頭を使う
でないときっと
うずもれてしまうから

探し当てたものはけして
そこにとどまったままではない
無慈悲に零れ落ちる記憶が
砂の色の秒針を奏でる

厭うなかれ
隠された一粒を探り当てよ
2009.05.28 Thu l 日々の罅 l コメント (2) トラックバック (0) l top
柔らかな午後の日差しの
降り注ぐ丘で草を食む
若駒の鬣を
揺らす初夏の風
吹き上がる若葉を
受け止める青い空
新萌えの木々に隠れ
囀る小鳥たちの
響き渡る歌声と
遠く光る海の潮騒

広がる世界の
片隅で深呼吸
2009.05.05 Tue l 日々の罅 l コメント (0) トラックバック (0) l top
その先は行き止まりですよ
標識が示していても
その先には行けませんよ
なぜでしょうね
道が途切れているのです

それでも行こうとするのなら
戻ってこられないつもりで
それでも行こうと決めたって
なぜでしょうね
見えるものが見えないのです

今日はあなたが手を叩く音が
なぜでしょうね
聞こえないのです



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は、拍手画面に飛べません。
いい加減、ここもやばいんでしょうか、ううん。
2009.04.15 Wed l 日々の罅 l コメント (0) トラックバック (0) l top
ちょっと真面目な話
言葉は届いてますか
声は伝わりますか
私のこの部屋は
時々無音になる

あなたは何か
声に出しましたか

私の言葉は
伝わってますか

消えてしまうときは
手を叩いてください
声の代わりに



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先日から、コメントがどうにもおかしいようなのですが
(コメレスしたものが、数時間後には消えてしまう)
拍手コメントを拝見したところ、私のコメントだけの事例ではなさそうです。
現在は、多分、大丈夫じゃないかな、と思うのですが、
よくわかりません。
暫く、テスト投稿しながら様子を見てみようと思います。

良ければ、拍手にてコメントください。
そちらは大丈夫のようですので。
2009.04.09 Thu l 日々の罅 l コメント (2) トラックバック (0) l top
消えていくものを留める術を知らない
消えてしまった泡沫や
散ってしまった花のように
それはもう戻らない

ただ
あなたの目に留まったならば
水面に浮かぶ泡沫を
開いたばかりの花びらを
あなたが見ていてくれたならと

そう願うばかり
2009.03.30 Mon l 日々の罅 l コメント (0) トラックバック (0) l top
耳を澄ませば聞こえてくる
たくさんの拍手
私は両手を大きく広げて
声も高らかに歌うんだ

ありがとう
ありがとう

感謝の気持ちをあなたに向けて歌おう

あなたがいてくれて
私はうれしい

あなたが来てくれて
私はうれしい

そんな心を歌に乗せてあなたに届けよう

耳を澄ませば聞こえてくる
たくさんの優しさ
私は両手を高く掲げて
声も軽やかに笑うんだ

ありがとう
ありがとう
2009.01.20 Tue l 日々の罅 l コメント (0) トラックバック (0) l top
分からないんだ
あなたたちの信じているものが
あなたたちが譲れないものが

それは人を押しのけてでも
欲しいものなのだろうか

それは屍を生み出してでも
守りたいものなのだろうか

見たことのない人たちだから
行ったことのない町並みだから
壊しても痛くないのだろうか

そうまでして勝ち取った勝利の背後に
刻まれた銃痕は
そこまでしてもぎ取った正義の瞳に
飛び込んだ残骸は

あなたたちに何を齎すのだろうか

昨日までそこで笑っていたはずの子供たちを
さっきまでそこにあったはずの日常を
略奪し蹂躙して

あなたたちは何を悼むのだろうか

分からないんだ
平和ボケしてるからだと言われても

ただひとつ

それはきっと正しくないのだとしか
2009.01.15 Thu l 日々の罅 l コメント (2) トラックバック (0) l top